離党や役職返上した人を悪しざまに貶す蓮舫さんは評価を下げるだけ

早川 忠孝

長島氏・細野氏の対応「最低だ」…蓮舫氏が批判 : 読売新聞

ついつられてこんな物言いになってしまうのだろうが、鵜の目鷹の目で足を引っ張る材料を探しているマスコミの手に掛かると如何にもリーダーとしての資質を欠いているような報道になってしまうので注意された方がいい。

野党第一党の党首には、やはりそれなりの聡明さと爽やかさを備えておいてもらいたいと思うのだが、残念ながら目下のところは期待に背く方向にだけ力が働いているようだ。

物は言い様で、上手な物言いさえしていれば、酷いバッシングが返ってくることはない。
立派な人を失ったのは残念だ、惜しい人がいなくなったが、私が先頭に立って民進党を立て直していく、とでも言っていれば、それなりのプラスのイメージを残せただろうに、こんな非常時に逃げ出すなんて最低の人間だ、などと言ってしまったのでは、去就に迷っている人たちに離党を促すようなものである。

嫌いになったとしても、面と向かってあなたは嫌いだ、などとは言わないものである。
嫌いな人でも包み込んでしまうような包容力が求められているように思う。

うーん、これは拙いな、というところだ。
ご自分の言葉がどういう波紋を拡げるか、ということをまったく顧慮されていないようなのが問題である。

これでは、人気が上がらないのは仕方がない。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年5月16日の記事を転載させていただきました(タイトル編集部で改稿。アイキャッチ画像は民進党サイトより引用)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。