とうとう舛添氏まで登場して小池バッシングが始まったのだから、小池さんが必死になるのは当然である。
自民党都議団が牙を剥いて小池さんに襲い掛かっている様子も伝わってくる。
決められない知事キャンペーンもそこそこの成果を収めている。
ネットの世界では、乱世では強いが治世では無能、というレッテル張りが成功しつつある。
決起大会の当日に小池さんが都民ファーストの代表に就任するという、とっておきの秘策なり妙手をさえも愚策扱いして小池下げを策している論者さえ現れている。
如何にも四面楚歌のように映るだろうと思う。
しかし、小池包囲網が強まれば強まるだけ、小池バッシングが激しくなればなるほど、小池さんを応援する人たちも動き出すはずである。
弱い者苛めをする人たちは嫌われる、ということを知っておかれることだ。
特に力の強い人たちが如何にも弱い人を見下げたような物言いをしていると、多くの人から反発を買うようになる。
都民ファーストの人たちは、目下のところ皆、弱い人たちである。
後援会組織をガッチリ固めている足腰の強い歴戦の勇士、いわゆる猛者連中と較べれば、如何にも頼りなくて弱い。自分たちの鼻息で吹き飛ばしてしまえ、などと高を括っていると、多分当てが外れる。
真面目に頑張っている若い人を見れば、大した力がなくとも力を貸したくなるのが人情である。
表に顔を出さないで空中戦だけで自己満足している人でなければ、大体は頑張っている人に同情が集まる。
昨日は、一人か二人だったのが、今日は四人か五人、と声をかけてくれる人が段々に増えてくれば、選挙の当日に何が起きるか分からない。
小池さんは、ピンチをチャンスに変えることが出来る稀有の人である。
まあ、今の時点でそんなことを言うのは、私一人かも知れないが。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年6月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。