おはようございます。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
民進党が都議選で、あおじ まみ (イザンベール真美)氏を公認予定候補としたことが発表され、ネット上で話題になっています。
民進党が都議選であのイザンベール真美を公認候補に追加 – Togetterまとめ
現在あおじ氏のTwitterのアカウントは削除されたようですが、
「子供の将来を破壊するような行為を堂々とアニメに描き金を儲ける日本のロリコン市場は廃止すべきと断言します。」
そして、
「内心であっても、もしも私の幼い子供に欲情する者がいたら、私は法を犯してでもその男を殺すでしょう。他のお父さんお母さんも同じじゃないですか?ロリコンはそれぐらいの禁忌であるのに、なぜ日本のアニメでは下品なロリコンポルノが一般に流通しているのか。あの事件を機に禁止すべきです。」
などと発言されたようで、ネット上で炎上しています。
詳しくは上記のサイトにまとまっているのでご確認ください。
もちろん、子供たちを犯罪から守ることは大切だと思います。
しかし、あおじ まみ (イザンベール真美)氏の解釈では、なぜか飛躍してアニメや漫画自体が悪いかのような話になっています。
おそらく、アニメや漫画についてよく知らずにコメントされたと思いますが、もしそれらが犯罪に関係していると言い張るのであれば、ぜひ証拠をお示しいただきたいものです。
ネットの反応を見ていると、アニメや漫画を愛する方たちの中には激怒されている方もいましたが、今のままでは当然のことです。
海江田万里前衆議院議員のFacebookをチェックしたところ、あおじ まみ (イザンベール真美)氏は、駅頭活動のボランティアをされていたようです。
以前から駅頭の投稿でお名前は存じ上げておりましたが、まさか公認予定候補になるとは驚きました。
民進党 海江田万里(Facebookページ)
(写真はFacebookページより)
海江田氏は、
「民進党が苦境にあるなかで、火中の栗を拾ってくれた彼女の勇気に敬意を表します。」
とFacebookページで発言されていますが、なぜ彼女がふさわしいと判断されたのかはわかりません。
そして、コミケの演説にも参加されていた、民進党の森たかゆき中野区議は、身内でありながら困惑されている様子でした。
一般論としてですけど、ある人がある党の公認で新人として選挙に出るという場合、その人はその党の公約に賛同していることになるし、仮に当選して議員になればその党の公約に従って活動することになります。その人の過去の言動とその党の公約が矛盾するなんて場合でも、当然公約の方が優先される。
— 森たかゆき 中野区議会議員 (@moritakayuki) 2017年6月7日
とは言え、例えば特定の趣味嗜好を持つ人を誹謗中傷するような方、内心の自由を否定するような方であれば、それは我が党の基本方針と全く相容れないだろうと思います。
— 森たかゆき 中野区議会議員 (@moritakayuki) 2017年6月7日
そして、20代当選議員の会でもお世話になっているオタク議員ことおぎの稔区議のツイートを森たかゆき区議が引用されていたり、何だか大変そうです…。
日本オタク党などという酔狂な政党でもないので、オタクが嫌いな人がいたり、漫画アニメ規制に慎重・反対な人が共存するのは健全だと思いますよ。
とはいえ、件の人物の発言は流石に問題だと思います。
内心で考えたら殺害?そんな信念を持った人間が権力を持つなんて考えただけで、ゾッとする。
— 大田区議会議員 おぎの稔 東京 維新 (@ogino_otaku) 2017年6月7日
ちょうど山田太郎前参議院議員が、表現の自由に関して都議選の公約として取り入れられるよう、活動されています。
少し前のブログでもご紹介させていただきました↓
都議選は政策実現のチャンス!山田太郎前参議、表現の自由で署名拡散
まともに説明がないまま公認予定者として発表されたあおじ まみ (イザンベール真美)氏ですが、今後の活動を通じての政治的なスタンスが明らかにされると思います。
問題となったTwitterは公認前の発言だと思いますので、ぜひ現在のお考えをお聞かせいただきたいものです。
果たして、あおじ まみ (イザンベール真美)氏は、新宿区民から支持されるのでしょうか。
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政党の公認とは、海江田万里前衆議院議員の意思だけでなく決まるものではなく、新宿区内の政治の質がそのまま反映されていると考えることができます。
本来であれば民進党としても、今後の選挙にもつながるため、できる限り区民や都民のために仕事をされる方を公認しようとするはずです。
しかし、他にも選択肢はあったと思いますが、有権者があまりに無関心なため、
「この程度の人物を用意しておけば問題ないだろう。」
と判断されてしまったと言えます。
私も一番に政治の信頼回復を掲げて活動している以上、他党のこととは言え、新宿区のレベルはこの程度ということのあらわれだと痛感しています。
有権者の無関心は、政治を遠ざけてきた現職政治家の責任です。
現職の政治家として公認予定者の質が保てなかったことを深くお詫び申し上げます。
新宿区民の投稿を見ていると、今回の件で政治への信頼が失われてしまった方もいらっしゃるように感じました。
二度と政治の質が低下しこのようなことが起こらないよう、議会活動を通じて政治を盛り上げ、ブログを通じた情報公開をさらに徹底し、少しでも無関心を打破できるよう取り組んでまいります。
それでは本日はこの辺で。