都民ファーストの会躍進と自民党凋落。でも批判票の行方は…

こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

選挙結果から一夜あけて、昨日はメディア対応や地元周り、公務に忙殺された一日となりました。ゆっくりと休む間もなく、今週1週間程度はお世話になった人々へのご報告をする期間となります。

さて、選挙の全体結果についても少し触れておきたいと思います。

都民ファーストは島しょ部を除き公認候補は49人が当選。一方で自民党は23議席と大幅に後退し、なんと公明党と並んで同率第二会派にまで後退しました。

「都民ファーストの圧勝」

を予測していた人はいても、20議席台を予測していた人は、少なくとも著名な有識者では皆無ではないでしょうか。

私自身、敵失もあって選挙戦後半は強い手応えを感じており、公認候補はほとんど当選するだろうと思っていましたが、自民党の議席がここまで減ることは予想外だったと言わざるを得ません。

最大の要因はもちろん、国政自民党の失策による有権者離れですが、その批判票が都民ファースト以外にも流れて言ったことが大きいように思えます。

例えば北区の例で言えば、共産党の固定票は2万5千票前後。共産党候補の得票が3万票を超えることは、ほとんど予想する人はいなかったと思います。

これは「自民党は嫌だけど、都民ファースト(あるいはおときた駿)もちょっと…」という層が相当程度いたということを示唆しています。

他地区の結果を見ても、共産党候補や民進党候補が得票を逃し、最後の一議席を自民党候補から奪うというケースが多数散見されるようです。

結果、共産党は議席増。民進党は議席減となったものの、「壊滅状態になる」という下馬評を覆して5議席を堅持することになり、文字通り自民党の「一人負け」状態となりました。

以上から、都民ファーストの会が決して無条件に支持を得たわけではないということも肝に命じ、与えられた議席の職責をしっかりとまっとうできるよう、改めて気を引き締めなければならないと気持ちを新たにしている次第です。

なお昨日AM、小池百合子代表より「二元代表制等々への懸念を払拭するため、都民ファーストの会代表を辞任する」という宣言がなされ、公認には野田数幹事長を就任させたい意向が発表されました。

本件については私も昨日、報道発表の直前に知ったところであり、所定の党内手続きや説明が完了され次第、支援者・有権者の皆さまにご説明をさせていただきたいと考えています。

しばしお時間をいただければ幸いです。

それでは、また明日。

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 33歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。

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編集部より:この記事は東京都議会議員、おときた駿氏のブログ2017年7月3日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。