「防災士」ご存知ですか?
阪神・淡路大震災を教訓として、「人」という資源を活用して、社会全体の防災力を高めるために生まれた制度です。
いのちを自分で守る(自助)、地域で活動する(共助)の他、災害発生の仕組み(科学)や災害に関わる情報などを体系的に学びます。
2017年現在、全国で10万人以上が防災士の登録をしていますが、市区町村別登録者数の全国一位は愛媛県松山市。愛媛県庁などでは、原則として、新任幹部は全て受講することになっています。
僕も、座学だけではなく、避難所運営シミュレーションや、災害図上訓練DIGなどチームに分かれて実践的な演習を2日間受け、
「災害は必ず起きる」
「平時から準備する」
ということを改めて認識しました。
例えば、資料などのコピー。
平時ならばすぐにできることも、災害時ではなかなかできません。平時からしっかり想定して対応していくことが大切ですね。
そして、時間軸(フェーズ)で考えることも、忘れてはいけません。
災害直後のことはイメージしやすいのですが、その後の生活再建は見落としがちです。
災害後の生活再建について、先日、意見交換した岡本正弁護士が非常に分かりやすい文章を寄稿されています。
⇒ こちら
ぜひ皆様平時からご一読を。
頭の片隅に入れてほしいです。
「備えあれば憂いなし」
もっと知りたい!
● 震災対応の意外な盲点
●『災害復興法学』〜法律家の矜持と情熱を感じる本〜
<井上貴至 プロフィール>
<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち」
学生・卒業生への熱いメッセージです!
<井上貴至の提言>
杯型社会に、求められること
編集部より:この記事は、愛媛県市町振興課長(総務省から出向)、井上貴至氏のブログ 2017年7月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。