評価経済のその先

家入 一真

評価経済の本質とは単純に評価を金に変えることでは無いと思っています。それでは従来の経済と変わらない。明日食う物に困った時に、その人の評価を元に、知らない人が米をくれる、魚をくれる、お金をくれる、そうやってセーフティネット的に存在するコミュニティこそが、評価経済の本質であると思う。

評価経済、シェアエコ自体は避けることの出来ない未来だが、その側面として、常にいい人でいなきゃいけないという同調圧力が働く世界になるだろう。例えばUBERのドライバーがお客さんに一言でも悪態をつこうものなら、客もつかなくなり、AirBnBでも泊まれなくなる、そんな世界がやってくる。

今はシェアリングエコノミー各社がそれぞれ自前で個人の評価を持ってるが、近い未来それを共有化しようという流れになるだろうな。

評価経済の良い面だけを煽る人間には気をつけろってことです。物事には常に側面がある。もちろん僕の行動も発言もビジネスも基本的にはポジティブ側にあり、煽る側であり、ポジショントークであり、それでも、最終的にはテクノロジーは世界を平和にするために存在すると信じてますが、負の側面にも加担してることに自覚的であるべきと考えてます、、欺瞞、綺麗事かもしれませんが、、


編集部より;このエントリーは、株式会社CAMPFIRE代表取締役、家入一真氏のブログ 2017年8月18日のエントリーを転載しました。オリジナル記事をお読みになりたい方は、「Ieiri.net」をご覧ください。