今の私に出来る『子供たちに夢を!』の形

※中日新聞朝刊岐阜版(9月1日付)著者コラムの転載

「FC岐阜あかんね〜。」最近、病院などで声をかけられると、このような話になってしまっていました。しかし、前節のアウェイ千葉戦は、風間選手のハットトリック(1試合で3得点すること)で見事勝利しました。これまでのモヤモヤを吹き飛ばす試合でした。いよいよシーズンも終盤に差し掛かります。

ここで、勝敗とは別に私が注目しているのが、 10月1日の名古屋グランパス戦の観客数です。FC岐阜の歴代最高観客数は、2014年ジュビロ磐田戦の15,138人です。私が一生忘れることのない光景です。全てのスタンドがお客様で埋め尽くされたスタジアムを、もう一度味わいたいのです。そして、ジュビロ磐田戦は0-4で負けましたが、今回はサポーターの応援でグランパスに勝ちたいのです。勝たせたいのです。このコラムをお読みの皆様、スタジアムデビューしましょう。お待ちしております。

一方、私事で恐縮ですが、この秋に対談本を出版させていただきます。対談相手は、生まれつき難病を患う『寝たきり社長』こと、株式会社仙拓の佐藤仙務社長です。対談のテーマは『障害』と『経営』です。ありそうでないテーマかと思います。障害を患う二人の社長が、本気で会社経営、そして人生と向き合い、懸命に自分らしく生きようとしています。我々の胸の内には、どんな思いがあるのか?一人でも多くの方々に読んで欲しいです。また、岐阜県中の学校や図書館に並び、子どもたちにも読まれることを夢見ています。これが、今の私に出来る『子供たちに夢を!』の一つの形です。

恩田 聖敬


この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ前社長)のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2017年9月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。