豊洲市場の見学会で、障害者へのバリアフリー対応が実現!

こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

昨日は私の所属する経済港湾委員会にて、補正予算案に対する質疑が行われ、私も二期目当選後初となる質問に立ちました。

持ち時間40分の中で大小さまざまな点について質疑を行いましたが、まずはポジティブな話題から。

私や当事者の方々からの要望を受けて、豊洲市場の見学会に車椅子などの特別な支援が必要な方々も参加が可能になりました!

6月から応募・抽選によって一般の方々に対する「見学会」を開催していた東京都。今回の補正予算「豊洲市場の広報PR事業(1億円)」の中核とも言えるものです。

こちらの見学会、参加者には非常に好評であるものの、実は見学コースがバリアフリー対応になっていないことから、前回までの見学会では「車椅子等おことわり」対応となっていたのです。

時間的・人材的な制約から、受け入れキャパシティに限界があることは理解できます。しかしながら、障害者差別解消法が施行され、2020年にはパラリンピックを控える東京都において、こうした対応のままでよいのでしょうか?

健常者とまったく同じコースを通れなくても、車椅子や特別な支援が必要な方用のショートコースをつくる、そのための時間帯を特設するなど、やり方はあるはずです。

本件は昨日の委員会質問でも指摘して取り上げまして、早速9月の見学会から「車椅子をご利用の方やその他特別な配慮が必要な方」のお申込みが可能となりました!

豊洲市場の都民見学会の開催について(9月)

どのような支援・配慮まで対応できるかどうか、詳細はHP記載の担当部署までお問い合わせください。

小さなことかもしれませんが、行政機関からこのような対応を始めることの意義は極めて大きいと思います。

障害のある方もない方も、老若男女問わず多くの皆さまに豊洲市場へと訪れていただき、様々な目線から豊洲市場を体感していただければ幸いです。

その他にも、見学会の様子や参加者の感想を公式HP・Twitter等で発信するなど、情報公開・情報発信の方法についても指摘し、今後は積極的な対応を行う旨の答弁を得ました。

豊洲市場およびその地域の風評被害払拭に向けて、議会の立場から行政が気づかない部分をしっかりと指摘し、改善につなげていきたいと思います。

経済港湾委員会は、週明け月曜日まで続きます。

それでは、良い週末を。

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 33歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。

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編集部より:この記事は東京都議会議員、おときた駿氏のブログ2017年9月1日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。