「みんなで貧しくなれば怖くない」という日本病

井上 貴至

●「絶対」なんてないのに、絶対安全、絶対確実・・・を追及して、やたら複雑な制度を作ったり、ムダな中間事務を増やす。少しでも間違いがあると、鬼の首を取ったように批判する。

●異常な同調性圧力で、新しい考えや違った行動をとにかく否定する。

●競争力がなくなった分野に温存するための税金をつぎ込み、競争力が高い分野に積極的な投資をしようとしない。

もう、そろそろやめませんか。

経済成長というと、最近は否定的にとらえる傾向もありますが、高い生産性がなければ、医療も、介護も、福祉も、教育も、国防も、・・・十分にはできません

高齢者がどんどん増えるにもかかわらず、お金がないので、必要な報酬やサービスを削り、現場や利用者にどんどんしわ寄せがいっています。

最近怖いなと思うのは、俺も貧しくなってるから(ムダな事務をしているから・・・)、お前も貧しくなれ(ムダな事務をしろ)と、無意識にせよ考えている人が増えていること。

みんなで貧しくなれば怖くない」という空気を変えていきたいです。

もっと知りたい!
「行政は住民の幸せに直結することから取り組むべき」というシンプルな考えから導き出されること
間抜けな行政に、旬の秋刀魚を!
「日本で一番チャレンジに優しい町~島根県雲南市から若者の未来を考える~」

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<井上貴至 プロフィール>

<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち
学生・卒業生への熱いメッセージです!

<井上貴至の提言>
間抜けな行政に、旬の秋刀魚を!


編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2017年9月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。