さようなら、ガラパゴス左翼

岩田 温

希望の党がまっとうな政党か否かを占うのは、菅、枝野、辻元といった左翼の面々を排除できるかどうかにかかっている。擦り寄ってくる人をぶった切るのは非情な小池さんの得意技だろう。

レオ・シュトラウスがマキャヴェリ論で言っている。「銃をくれ。お前を殺すから」という必要はない。「銃をくれ」だけで、後は銃を持った人間の自由になる。民進党の崩壊も同じだろう。「民進党として公認するな。こちらも公認しないから」という必要はない。「民進党として公認するな」だけでいい。あとは小池都知事がガラパゴス左翼を勝手に処分するだろう。

長島先生とか、情がありそうなので、こういうのは向かない。非情の極み、小池百合子大先生なら、何の躊躇もなくガラパゴス左翼を「リセット」するだろう。小池さんのやり方は嫌いだし、人間としてどうかとも思うが、こういう左翼の面々を国会から追放するだけでも、少しは日本の将来に希望が持てる。希望の党に入れない左翼は「絶望の党」を作ればいい。

絶望・共産の左派連合で選挙まで何もしないで9条に祈りを捧げていればいい。


編集部より:この記事は政治学者・岩田温氏のブログ「岩田温の備忘録」2017年9月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は岩田温の備忘録をご覧ください。