音喜多さんが都民ファーストの会派を離れても、小池さんも若狭さんも私も何も困らない。
都民ファーストは、音喜多さんにはどうみても窮屈である。
小さな箱に入ってじっと我慢が出来るのは、せいぜいが一か月ぐらいで、それ以上我慢しているとストレスが嵩じて病になる。
希望の党の関係者から音喜多さんに今回の衆議院選挙への立候補を促す声があったそうだが、都議会議員選挙に当選を果たしたばかりの都議会議員が都議会議員を辞めて国政選挙に立候補してしまうと、さすがに有権者の皆さんから怒られてしまっただろうから、音喜多さんがそういう甘い囁きに乗らなかったのは正解である。
音喜多さんの身体は決して大きくないと私は思っているが、音喜多さんの器は大きい。
今はまだ国政を狙うには早いと思うが、いずれは国政にチャレンジされるのがいい。
都民ファーストは、あくまで都政改革、都議会改革のための器だろうから、音喜多さんがもう少し大きな器を求めて都民ファーストから離れられても大して困らない。
既に希望の党が出来上がっているのだから、都議会民進党の人たちもいずれは知事与党としての動きをするようになるはずである。
ノープロブレム。
音喜多さんが都民ファーストを離れても、小池都政の足元が大きく揺れ動くようなことはない。
多分、若狭さんも何も言わないはずである。
まあ、小池さんは、あら、そう、ぐらいな反応はするだろうが。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年10月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。