内藤忍はナゼ「不動産の人」に変節したと誤解されるのか?

本日の日本経済新聞朝刊に11月に登壇するコスモスイニシアさんのセミナーの広告が掲載されています(写真)。

資産デザイン研究所がSHINOBY`S BAR銀座で行う自社セミナーの開催回数も増えていますが、それ以上に最近増えているのは、外部の企業からのセミナー講師依頼です。以前は、金融機関からの依頼が圧倒的でしたが、最近はほとんどが不動産関係になっています。

確かに、ここ数年私自身の資産運用も不動産投資を急拡大し、その経験を踏まえて不動産投資の啓蒙に努めてきたのは事実です。一方、金融資産に関しても、今年7月にこんな本を書いたり、相変わらずインデックスファンドの積み立てや個人型確定拠出年金も続けています。

銀行からプライベートバンクまで金融業界での仕事を社会人になってから25年間続けてきましたが、実は不動産関係の会社で仕事をしたことはありません。不動産に関しては、6年前から我流で国内外に不動産投資を自己資金と借入でコツコツと続けてきただけです。資産運用の啓蒙を続けていますが、その時にベストだと思う投資方法を自ら実践し、その中で良いと思うものをセミナーやブログで情報提供しています。

しかし、世の中の見方としては「内藤忍は不動産の人」という認識が広がってしまいました。このように世の中のイメージというのは歪んでしまうことが多いのです。

私のライフワークは「日本人のお金との付き合い方を変えること」ですが、資産運用に関しては金融資産と実物資産の双方を組み合わせたハイブリット投資がベストだと思っています。年齢やリスク許容度、資産規模や運用の目的よって資産配分を決めていく。アセットアロケーションをカスタマイズできれば、お金の不安は解消できるというのが信念です。

今年8月には、その信念を具現化するため新会社「資産デザイン・ソリューションズ」を設立し、スイス系プライベートバンクで一緒に仕事をしていた世古口俊介氏とコンサルティングビジネスを開始しました(ご興味ある方は無料説明会にご予約の上、ご来場ください)。

本ブログや資産デザイン研究所メールでも、引き続き不動産だけではなく金融資産についても幅広く取り上げていきます。

私は「不動産の人」ではなく、「アセットアロケーションの人」だと覚えておいてください(笑)。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年10月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。