「希望の党」小池百合子代表が代表を辞任しました。国会議員の代表選挙が行われ玉木雄一郎衆議院議員が代表に選ばれ、一段落しての結論ということだと思います。
小池百合子さんが代表を辞任すると一報が流れるとマスコミの方、有権者の方から「どういうことなのか。福田さんはどう思うのか?」と携帯に多くの電話かかってきました。僕は一貫して「政治家の出処進退は本人が決めるもの、決断したのだからそれが全てであり、以上でも以下でもない」という考えです。共同代表方式より、わかりやすいとも言えます。
政治家には、人と相談すべきことと、すべきでないことがあって、出処進退は前者となるのです。都知事に専念し、東京オリンピックを単なるイベントとせずに日本の将来にとって、今後のオリンピックにとって、課題解決型のオリンピックとすべきと思います。特に水素エネルギー社会、サイバーセキュリティ、最先端の金融シティ、チケットの2次マーケット等、東京で先鞭をつけることに意味があるのです。
今後の役割分担を明確にして、国会の事とは玉木雄一郎代表に任せる、小池百合子さんは都知事に専念するということです。多くの有権者の皆さんも小池百合子さんは都知事に専念すべきと言っています。とは言っても東京は日本の中心であり、特に経済は東京に大きく起因する故に国とは連携していく必要はあります。
僕はもともと、大がかりなイベントを中心とした施策に懐疑的な立場です。しかし、決まった以上、終わった後に何が残るかを深く考え、対応することを踏まえなくてはいけません。
小池百合子都知事へのバッシングは未だに止まらないようですが、先ずは東京オリンピックで見せるしかないのです。過去の延長線上にあるようなオリンピックでない、歴史に名を残すような課題解決型のオリンピックを示すことでしか、評価は生まれないと思います。
編集部より:この記事は元内閣府副大臣、前衆議院議員、福田峰之氏のブログ 2017年11月19日の記事を転載しました(タイトル改題)。オリジナル記事をお読みになりたい方は、福田峰之オフィシャルブログ「政治の時間」をご覧ください。