リディラバの安部敏樹を招いて、「人むすびの場 in 松山」を開催。
さまざまな立場・役割・年齢の参加者と、じっくり対話しました。
AI(人工知能)やICTの普及に伴い、これからの人間に求められるのは、唯一の正解がある問題を解くことではなく、
● 問題発見 ⇒ 問題の社会化(問題の合意形成) ⇒ 資源の投入
だとの安部敏樹の話題提供を受けて、
みんなで対話したのが、学校の試験の在り方について。
◆なぜ、学校の試験に、スマホを持ち込んだらダメなのか?これだけスマホやPCが溢れている時代に、スマホを使わないことに意味があるのだろうか。ということだ。
もはや実社会では、一問一答の膨大な知識や、迅速な計算よりも、検索できることの方がはるかに重要。
それでも、知識そのものを問わなければならないのは、
●検索するまでもなく、すぐに対応しなければならないもの
(防災、道路標識など)
●知らなければ相手を傷つけてしまうもの、
知っているとよりスムーズにコミュニケーションできるもの
(異文化理解、ハラスメント、語学など)
などに限られるだろう。
より重要なことは、
●知識の構造化(スマホ時代は知識が不要なわけではない。一定の知識がなければ、検索もできないし、知識の構造化もできない。)
●問題発見力
●コミュニケーション能力や傾聴力
●行動力、突破力、やる気
●身体表現や芸術表現
という人間にしかできないこと、それぞれの個性が生かされるものではないか。
学校の試験を社会の実態に合わせてスマホ持ち込み化にすることで、授業や教育も、社会でより必要な能力を培うものに自ずから変わってくるのだと思う。
もっと知りたい!
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<井上貴至 プロフィール>
<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち」
学生・卒業生への熱いメッセージです!
<井上貴至の提言>
間抜けな行政に、旬の秋刀魚を!
編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2017年11月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。