先日、地元の児童相談所で話を聞いてきた。現場の皆さんの頑張りには頭が下がる思いがした。ただ、児童福祉司一人が80人から90人の子どもを担当しており、特別養子縁組まではとても手が回っていない。里親も見つからず、乳児院や児童養護施設に入るケースが多い。
このままでは、家庭的養護を進めるという7月にまとめられた「新しい社会的養育ビション」は、絵にかいた餅に終わる。
駒崎氏が指摘する通り、養子縁組に取り組む民間団体のサポートが不可欠だ。
このままだと日本の特別養子縁組は死ぬ(駒崎弘樹) – Y!ニュース
慎泰俊さんが著書でルポを書いた一時保護所にも行ってきた。つくづく、子どもの貧困、虐待の問題は深刻だと感じた。
親は子に対して親権を持つが、子どもは親を選んで生まれてくることはできない。これまでこうした問題に目を向けてこなかった政治の責任は大きい。動いてみようと思う。
編集部より:この記事は、衆議院議員の細野豪志氏(静岡5区、希望の党)のオフィシャルブログ 2017年12月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は細野豪志オフィシャルブログをご覧ください。