叩かれても過剰に凹むべからず。案外、日本は寛容である

まあ、どなたでもバッシングの嵐を浴びてしまうと凹んでしまうだろう。

しかし、その凹みをいつまでも引き摺らないことである。

日本の社会は敗者に厳しいようでいて、結構寛容である。

安倍総理は第一次安倍政権の当時に、再チャレンジという言葉を頻りに使っていたことがあったが、その再チャレンジに自ら挑戦し、しかも勝った。安倍第二次政権がここまで続くということは誰一人として予想していなかったはずだが、総裁三選が既に視野に入っているのだから、見事なものである。

首相官邸サイトより(左が2017年12月、右は2007年9月:編集部)

鈴木宗男氏も既に完全に復帰している。
本当に受刑生活を送ったことがあるのかしら、と思うほどの活躍ぶりだし、その存在感も大きい。

公式Facebookより:編集部

舛添前東京都知事もいつの間にかマスコミに登場するようになり、チクリチクリと小池都政の批判をするようになっている。

東京都サイトより:編集部

一時はもう駄目だろうと思われていた乙武氏も、社会的に批判されそうなご自分の性的嗜好などをアッケラカンと世間に曝け出しながらまた表舞台に登場し始めた。

公式サイトより:編集部

学歴詐称事件で世間を騒がせた人もこの1月からマスコミに登場し始めているのだから、それなりの実力があれば、案外日本は早く社会復帰を認める寛容な国だということである。

叩かれても、過剰に凹むべからず。

日本は、実に寛容な国である。
まあ、熱し易く冷め易い、ということの一面だろうが。

もっとも、本当に再チャレンジを果たすためにはそれ相応の努力と周囲の方々の支えが必要なのは当然だが・・・。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年1月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。