まあ、国会が日程を調整したら、安倍さんは総理として、行かない、とは言えなくなるだろう。
国が滅茶苦茶なことをやっても、日本側としては一々反応せず、国際的な儀礼に従って淡々とオリンピックの開会式に出席した方がいいだろう、というのが私の考えである。
腹に据えかねるようなことがあっても、個人的な感情は一切面に表さないで対応することが出来れば、さすがは外交の安倍、ということになる。
政治とオリンピックは切り離した方がいい。
呼ばれていないのであれば、わざわざ韓国にまで足を運ぶ必要はないが、呼ばれているのであればこれに応えた方がいい。韓国は国家間の約束を守らない非礼の国だと思うが、だからと言って日本が短絡的に反応するのはよくない。
言いたいことも言わないで、我慢して出席しているのだ、ということが何となく韓国側に伝わるような方法で出席されるのがいいだろう。
一方、東京都知事の小池さんには何の役割も与えられていないようだから、小池さんが開会式に出る必要はない。
平昌オリンピックは、多分、ずいぶん寒々としたオリンピックになる。
北朝鮮が参加すること自体は歓迎した方がいいのだろうが、しかしそれでもずいぶん険呑なオリンピックになりそうだ。
安倍総理には、くれぐれもお気をつけて行ってらっしゃいませ、と申し上げておく。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年1月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。