新刊書の購入方法。あなたはネット派?書店派?

古本を買う場合はともかく、新刊書を買う際、二つの方法がある。

一つは実際に書店を訪れて購入する方法、もう一つがネットで購入する方法だ。

どちらにもメリット、デメリットがある。

書店を訪れるメリットは、知らなかった本との出合いがあることだ。全く知らなかった本を眼にして、パラパラとページをめくって、興味があれば購入する。アマゾンでも、こういう機会を増やそうと、「この商品を見た後に買っているのは?」「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という具合に本が紹介されているが、やはり実際に中身を確認できるという点で書店には及ばない。私は人との待ち合わせは基本的に書店でするようにしているのだが、人を待ちながらぐるぐると書店を巡っていて、気になって購入する本が結構ある。そして、非常に面白い本と巡りあった事が幾たびもある。

書店を訪れるデメリットは、時間がかかるということとお金がかかるということだろう。既に購入したい本が決まっている場合、わざわざ書店まで行くには、時間がかかり過ぎる。さらに遠方の大型書店に出かけるとなると電車賃が馬鹿にならない。最近は大都市に住んでいるので、それほど電車賃がかからないが、以前、田舎に住んでいた際には、都内の大型書店まで往復するのに1500円以上がかかってしまった。勿論、時間もかなりかかっていた。大きなデメリットだろう。1500円あれば、本が一冊買えてしまう。

ネット、といっても殆どがアマゾンなので、アマゾンで購入する際には、時間と電車賃が節約できるというメリットがある。既に購入したい本が決定している場合、これほど助かることはない。新しい本との邂逅は殆どないので、この点は寂しいが、かなり便利なツールである。 

私は大型書店を訪れた際には、「邂逅」を求めて、様々な分野の本を探し、既に購入を決定している本は、アマゾンで購入することにしている。両者の長所だけを利用しようと言うわけである。 

ところで、今回は不思議なことが起こった。

拙著『「リベラル」という病』、アマゾンでは30日発売となっているのだが、楽天では既に購入可能となっている。

また、大型書店では既に店頭に並び始めているともいう。

何故、アマゾンがこんなに対応が遅いのか不思議なのだ。アマゾンはスピードを重視していると思っていたが、やはり物流の構造に無理があるのだろうか?

アマゾンの一つに依存していると危ういのかもしれない。

今後は楽天も併せて利用してみることにする。

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編集部より:この記事は政治学者・岩田温氏のブログ「岩田温の備忘録」2018年1月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は岩田温の備忘録をご覧ください。