「スマホ時代なんだ・・・」
「写経」は続くよ何処までも・・・。パソコン版の写経を終えて、ようやくスマホ版の写経に入りました。パソコン版、スマホ版、何故2つプログラムをつくる必要があるのか?それは、ホームページをパソコンで見る人と、スマホで見る人がいるからです。付け加えるならタブレットで見る人もいます。僕たちの生活を振り返ってみてください。情報を取るだけならスマホを使っていませんか。文書をつくったり、特に大きな画面で見る資料が無ければパソコンを使わないはずです。もちろん、会社などで目の前にパソコンがあれば別ですが・・・。
私のワイフもガラ携を使っていた時代は、パソコンでホームページを見たり、買い物したり、マップを見て行き先をチェックしたりしていました。IT政策を担っていた夫がいるにも関わらず、もともとデジタル系でないので、スマホを必要としていませんでした。電話と@メールが出来ればよかったようです。ある時「i-phoneが余っているからこれに変えてみたら」と言うと「使い方わからないし、今までのメールアドレスとか、電話番号とか使えなくなったらどうするの」と。「電話番号もアドレスも変えないし、使い方は僕も同じのを使っているから大丈夫だよ」と。それで、無理くりスマホに切り替えさせたのです。
今どうなっているかと言えば、パソコンを使っているのを見たことがありません。聞いてみれば「パソコン使う必要がない。全部i-phoneで出来るから」というのです。友人との連絡も電話や@メールでなく、SNS、特にLine。ネットでの買い物も、行き先チェックというかNAVIも、電車乗り継ぎ検索も、そして情報収集、発信も何もスマホなのです。こうした傾向は、僕のワイフだけでなく、世の中の大きな流れなのです。となれば、スマホで見やすくなければ、ホームページも意味がないということになります。
さて、今日は40回分の7回目の授業なので、もちろん基礎編です。色々な大きさの画面に対応することをレスポンシブ対応と言います。レスポンシブ対応のデザインとか、画面が切り替わるためのブレイクポイントは、600px以下がスマホ、960pxまでがタブレット、それ以上がパソコンとか。衆議院議員時代にデバイスやソフトの利活用を専門に考えてきた僕にはわからいことだらけです。スクールの同期生でも進み具合に少しづつ差が出てきているような気がします。スマホの「写経」が終了している人もいれば、僕のようにようやく始めた人もいるのです。53歳の意地もあるので、引き離されないようについていきたい。
ただ1つわかっていることは、スマホが社会を変えた、変えているということです。プログラムはあくまで、活用するためのベースをつくることであり、最終商品が売れなければ、活用されなければ意味をなさいということです。もしかすると将来は、スマホなどのデバイスを必要としない時代がくるかもしれません。それは、公的個人認証とクラウドと生体認証が社会の真のインフラになる時です。
次回は「あー終わってしまったCSS&HTML」
編集部より:この記事は元内閣府副大臣、前衆議院議員、福田峰之氏のブログ 2018年1月29日の記事を転載しました。オリジナル記事をお読みになりたい方は、福田峰之オフィシャルブログ「政治の時間」をご覧ください。