元IT副大臣53歳のセカンドスクール(11)BusとBath。ヒアリングが苦手…

「BusとBath。ヒアリングが苦手なもので・・・」

自称、合宿プログラミングスクール。全ての時間を勉強に充てるための方法論。自動車運転免許の合宿スクールも同じようなコンセプトだと思います。何でもチャレンジの僕が、宿泊先に今回選んだのはゲストハウスです。「ゲストハウス・キャサリン」ここは地元の若者がクラウドファンディングでつくったゲストハウスです。

ゲストハウスというのは、玄関はもちろん1つ。鍵のかかる部屋は個々。お風呂、トイレ、キッチン、ダイニング、洗濯場が共同というものです。玄関が1つなので、入る時は暗証番号でデジタルキーをはずします。宿泊者は、1~2日のような短期、1週間のような中期、僕のような月単位の長期、様々のようです。もちろん利用目的もいろいろ異なると思います。といっても短期が多いので、冷蔵庫、キッチンは僕が専用に使っている状態です。宿泊者には外国人もいて、これまで会ったのは、テキサスから来たアメリカ人女性、ドイツ人男性、たぶんアメリカ人女性、いろいろです。

トイレに行くと、その前の部屋からたぶんアメリカ人女性から、声をかけられました。彼女を仮にエリザベスとします。正に日本人を待っている様子で「バスに行きたい。何処にあるのか?」と。もちろん英語で聞いてくるのです。「お風呂に行きたいのか」と思い、お風呂場を指し示すと「そうじゃない」と。「ゆっくり話してもらえませか」と言うと前よりはゆっくりですが、理解できない。

するとエリザベスは、スマホを持ち出してきて、文書で何を言いたいか書いてくれました。「那覇市内に行きたいので、どのバスに乗車したらよいか」ということでした。つまり僕の間違いは「Bus」と「Bath」の区別がつかなかったことです。それなら「沖縄南ICで111番というバスに乗って下さい」と伝えました。コミュニケーションの方法論として、ここでもやはりスマホでした。ヒアリングが苦手なもので・・・。

中学校から都合8年は英語の勉強をしているのに、文章にならないと理解できない。正に日本の英語教育によって育てられた典型的な日本人ということです。53歳の僕が受けた英語教育は何のためだったのか?コミュニケーションの手段というより、教養、受験科目という位置づけに過ぎなかったのか?複雑な気持ちです。フィリピンかタイだったか忘れてしまいましたが、横浜市の教員が現地の日本人学校で先生をしているというので訪ねて行ったことがあります。体育、音楽といった行動を伴う科目を英語で教えていたのです。英語の教材を教えているのとは少し様子が異なります。コミュニケーションの手段という事になれば、こうだよね・・・、と当時実感したことを思い出します。

自炊してますが、と言っても一人暮らしなので、手の込んだような料理はつくりません。実は料理教室に通っていたこともあり、料理はそれなりに作れるし、作ることも嫌いではありません。それでも、勉強に専念するためにスーパーでの惣菜がメインになります。本気で作り始めると、こりしょうなもので、時間がかかるのです。作るのは朝のサラダと、夜の野菜蒸し、野菜炒め、くらいなものです。余裕が出てきたら郷土の食材を使って、沖縄料理に挑戦したいと思っています。

各種のインタビューが時々あるのですが、今日は、12時から13時まで、経済同友会からマイナンバー制度についてのネットを使ってのインタビューの予定です。残念ながら、会議用のソフトをダウンロードしたのですが、調子が悪く、結果的には電話でのインタビューになってしまいました。スタートアップカフェ・コザで受けていたので、電話というより本来ネットなので、残念なことです。

内容は、僕らがつくった「マイナンバー制度ロードマップ」の進捗状況、マイナンバーカードの普及と民間ビジネスとの関係、カード普及促進策等についてです。マイナンバー制度については別の機会にブログに書きたいと思います。インタビューの最後に「施策の在り方も大切ですが、マイナンバーカード普及には同友会会員企業が、それぞれ個社ごとに、どれだけ協力してくれているかも大切です。個社ごとに社員の取得率を調査して公表したらどうですか?」と少し辛口のコメントも付け加えました。企業にとってマイナンバーカードが普及した時は、ビジネスも広がるし、行政手続きも簡略化されるし、利点が多いはず。この認識は経済団体も政治も共有出来ているのに、なぜ個社がもっと積極的にならないのか、そんな思いからです。もちろんマイナンバー制度がスタートした時、反対する団体もいる中で、経済同友会は推進を掲げてくれていたことを感謝しているとも伝えています。

スクールは本日から「javascript」というプログラム言語がスタート。これはブラウザーという場所で主に使われる言語だそうで・・・。と言われても何処で、どんなふうにと想像すら出来ません。イメージがわかないので、理解に苦しんでいるのかもしれません。英語や日本語、フランス語のような話すための言語がたくさんあるように、プログラミング言語も使われる分野が異なり複数あるのだろう、と勝手に思っています。話す言語も世界共通だと1つ学べばよい、プログラミング言語も1つだったらな・・・と思いながら頭に入れています。

 

次回は「IT社会こそ、飲み会です」


編集部より:この記事は元内閣府副大臣、前衆議院議員、福田峰之氏のブログ 2018年1月31日の記事を転載しました。オリジナル記事をお読みになりたい方は、福田峰之オフィシャルブログ「政治の時間」をご覧ください。