京都にきている。関西財界セミナーに登壇。「働き方改革」や「デザイン思考」について問題提起し、議論。参加している経営者はいちいちホンネで話してくれるので楽しい。充実した時間。外国人の方以外で茶髪(いや、ほとんど金髪)は私だけで。でも、サラリーマン経験のある評論家として、話を聞いてくれて嬉しい。
発言の一部が神戸新聞のサイトに載っているのでよろしければ。
ひょうご経済+|経済|革新の土壌、どう育成 関西財界セミナー開幕
それはそうと、応援したくなるクラウドファンディングをご紹介。私、ネット上のこの手の呼びかけだとか、署名運動については否定はしないのだけど、たまに偽善臭を感じるものもあり。特に署名運動については、発起人いつも同じだろとか。○万人の署名が集まりましたみたいな話を手柄にするのだけど、いや、それって多いのか少ないのかわかんないし。独善臭を感じたり。
こういう意識高い系ムーブメントにいちいち首を傾げる私だけど応援したくなる企画があったのでご紹介。一つは妊活関連。当事者だったこともあり。珍しく、応援コメントなどを寄せてしまった。
産みたい&働きたい社会を実現“不妊白書2018”を2000部作りたい
以前、ラジオでご一緒させて頂いた、妊活応援NPOのFineさんのプロジェクト。
私の応援コメントはこちら。
「妊活」について、私たちは理解を深めなくてはなりません。
私たちは、「どうやったら避妊できるか?」については
性教育や、青年誌で知識を得てきましたが、
「どうやったら子供を授かることができるか?」については、
あまりに無知であると言わざるを得ません。晩婚化、晩産化が進む中、「妊活」に取り組むカップルは増えています。
ただ、当事者にしろ、その周りの方にしろ、
理解が深まっているとはいえません。「お子さんは何人いらっしゃるのですか?」
「お子さんはまだなんですか?」など・・・一昔前なら普通の社交辞令だった一言ですら、
傷つく人がいる時代なのです。私自身、5年間妊活に取り組み、昨年やっと第一子を授かりました。
この間の苦しみは一言では言い表すことができません。
わりと自由な働き方をしているがゆえに対応できた部分もあります。
普通の会社員の働き方だったら、
「妊活」を続けられたかどうかわかりません。「妊活」に関する実態を知ってもらうために、
今回の妊活白書に関するクラウドファンディングを応援します。常見陽平
もう一つは、若きベンチャー起業家「イケメン」こと八木彩香さんのプロジェクト。こちらは、夢感が溢れ出ていて素晴らしい。
【食材ハンターになりたい!第1弾】26歳女子がアマゾンでピラニア捕まえてきます – クラウドファンディングCAMPFIRE
いいねえ、このドライブ感。応援したくなる。
「君の夢は僕の夢」
というポカリのCMが流行ったけど、まさにそんな感じで。応援したくなる夢っていいね。
そんな私は、みんなが応援したくなるような夢を描いているわけではなく。でも、夢に向けて今日も一歩前に進むよ。うん。
最新作をよろしく。関西財界セミナーでお世話になっている大企業の常務に、「これはドラマ化されるのでは?」と言われたよ。嬉しいな。うん、書籍のドラマ化は、夢だね。
編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2018年2月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。