東京で「買ってはいけない不動産」はこれでわかる

内藤 忍

東京都心の不動産投資を薦めると、「やらない理由」に出てくるのは災害リスクです。確かに、関東大震災が再び発生すれば、被害を被るリスクはゼロではありません。

しかし、やみくもにリスクを恐れるのではなく、客観的に把握してそれに対する対応策を考えるのがスマートな投資判断です。その判断資料になるデータを東京都がリリースしました。大地震が起きた時にどれぐらい危険かを地域ごとに評価した「地域危険度調査」です。これを見れば自分の購入しようとしている物件のリスクを定量的に知ることができます。

地震に関して言えば、地盤の問題もありますが、鉄筋コンクリートの新耐震基準で建築されたワンルームマンションに関しては、絶対とは言いませんが、あまり心配する必要はないと思っています。私は倒壊リスクが極めて低いと考え、保有している物件には地震保険をかけていません。

そもそも東京に住んでいる人は、投資の前にまず自分の住居のリスクを調べてみるべきでしょう。東京に住んでいるのに、地震リスクがあるから東京に不動産を買わないというのは本末転倒でおかしな話です。

このリスク分析を見ると、災害に弱いエリアが東京の中でも偏っていることがわかります。地盤が軟弱で木造住宅が密集し、道が狭く火災の際の消化活動が行いにくいエリアです。東北部の下町と呼ばれる地域が多くなっています。

東京の不動産投資に関しては、本日も「究極のポートフォリオセミナー」を開催します。11時からのセミナーですが、残席が1名ございます。画面上は締切になっていますが、ご興味ある方は、会場のSHINOBY`S BAR 銀座にお電話(03-6280-6757)の上、ご来店下さい。

資産運用のもやもやとした不安は、事実を確認することによって解消することができます。災害リスクに限らず、国内不動産投資に関する正しい知識が得られる機会を有効活用して、将来のお金の不安を解消してください。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年2月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。