「色の学びは深過ぎる」
今日の授業は、「WEBデザイン概論」1日目です。内容は、デザインとは何か。そして、カラーとレイアウトについて、です。
僕のイメージカラーは、レモンイエローとスカイブルーです。30歳で横浜市会議員に出馬した際は、ピンクとディープブルーでしたが、落選しイメージカラーを一新する中でこの色に変えたのです。結構気に入ってます。
授業の中で色は「ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%」という基本があると教わりました。色を追加する際も増やすのではなく分割が基本。例えばメインカラーを追加するなら、12.5%ずつにするということです。WEBデザインをその目で見ると「なるほど」と思う。今まで、「いい感じ」、「わかりやすい」、「きれい」というような感覚でWEBを見てきましたが、理屈で見たことはありませんでした。色の話はとにかく面白い。良し悪しの説明を理屈として伝えるために色相、トーンなどを昔の知恵者たちが考え出したという。「カラーコーディネーターの資格が役に立ってる。挑戦してみたら」と先生から言うけれど、僕にはとても無理だ。
参考事例として取り上げていたのは「Wii Fit U」というゲームのWEBです。色の比率が「70%白(ベースカラー)、25%青(メインカラー)、5%緑(アクセントカラー)」という基本に沿った、色のデザインになっています。リンクをつけているので、理屈を確認してみてください。比率、相対等の基本をあえて崩すもの、更に誇張するもの、つまり後は腕次第ということです。
WEBのレイアウトは、もともと紙での出版知識が使われているという。グーテンベルグの時代からの歴史があるそうだ。もちろん、紙のレイアウトとは異なる特徴(リンク等)をWEBは持っているので全く同じという訳ではない。もちろん使い方も異なる。
1つの例は、「紙の教科書」と単に紙をPDF化したような「タブレット教科書」、そしてデバイスは何でもよい「クラウド教科書」です。手に取るものが全てという教科書と手に取れないものがクラウドにたくさんある教科書。知識の広がりを持つ表現の進化と、言えばよいのか・・・。教育ランキングで常に世界のトップクラスとなっているフィンランドは、正にクラウド型教科書を使っている。
予習、宿題を家で行い、考えに至るプロセス、その解答をクラウド上にのせ、教師はそれを見て、学校で学び方を教えている。教師は知識を教えているのではなくて、学び方、調べ方を教えているのです。世界中の知識が詰まっているインターネット上の情報に、教師一人が敵うはずはありません。いつまで、紙の教科書にこだわり、教師が対面で知識を教えることにこだわるのか?IT時代を無視した教育を変革する時代が来ているに・・・。
授業の中で取り上げていたが、参考となる「WEBデザイン見本帳」というものもある。これは、見てみると何を考えてデザインしているかということがよくわかるります。というよりも、見ながら自分で考えるということです。先生は、デザインスキルは「技術」。理屈を覚えれば誰でも出来る。練習すればそれだけ上手くなる。学ぶ方法論はたくさんあると言う。こうなったら、とにかく意識してたくさんWEB見る。書かれてるコードを見て写経する。真似て作ってみる。失敗しながらもこの繰り返しによって進化するしかない。
本日のprogateランキング18位(Lv.129)
次回は「建築資材ですか・・・ワイヤーフレーム?」
編集部より:この記事は元内閣府副大臣、前衆議院議員、福田峰之氏のブログ 2018年2月21日の記事を転載しました。オリジナル記事をお読みになりたい方は、福田峰之オフィシャルブログ「政治の時間」をご覧ください。