財務省文書改ざん:自民党のプロジェクトチームに期待

自民党はプロジェクトチームを作るべし、と先に書いておいたが、どうやら私の提案どおりに動いているようだ。

ただし、プロジェクトチームを作ればそれで終わり、ということにはならない。

大した成果を収められなければ、国民の怒りや軽侮を招いてしまうだろうから、プロジェクトチームの皆さんは覚悟を決めて臨まれることだ。
まずは徹底した事実関係の調査が必要になるだろうが、プロジェクトチームとしてどういう提言をするか、ということも常に念頭に置いておかれるといい。

手心を加えるようなことをするはずがない、と信じてはいるが、安倍内閣の命運を決してしまうような難しい仕事になる可能性があるので、メスを持つ手が震えてしまうようなことが出てくるかも知れないが、ここは腹を括って、存分にメスを振るわれるのがいい。

財務省の解体、ぐらいの結論を出してもいい。
官邸を鋭く批判してもいい。
安倍総理や麻生財務大臣を批判してもいい。

とにかく誰に気兼ねすることなく、思い切って仕事をされることである。
自民党のプロジェクトチームの活躍のお蔭で安倍内閣が吹っ飛んでしまった、ということになっても構わない。

さて、自民党のプロジェクトチームはどこまでやれるかな、と見ている。

まあ、結果的には皆さんが仰るとおりになるんでしょうが…。

どういうメンバーが自民党のプロジェクトチームに入るのか、が極めて重要で、リーダーに人を得ることが出来れば、結構な成果を挙げるものだ。

自民党のプロジェクトチームの座長に私と衆議院初当選同期の仲間である柴山昌彦衆議院議員が就任することが決まったようで、柴山氏にエールを送るつもりで先ほどの一文を書いておいた。

第三者委員会ではないから期待できない、というコメントが私のブログの読者の方からいくつか寄せられたが、私はあえて「期待する」と書いた。

今の自民党の中で柴山氏がどこまでその力量を発揮出来るようになっているのか分からないが、弁護士出身の柴山氏は元来は野党の皆さん以上にしっかりした調査と提言が出来る熱血漢であり、しかも正義派である。

私が煽るほどには徹底した調査も提言も出来ないかも知れないが、しかしそれでもそれなりの結果を出してくれるだろうと思っている。

私が自民党のプロジェクトチームの活動を見守っている、というのは、そういう趣旨である。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年3月16日の記事をまとめて転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。