ファッションが大好きなのだけど、私のオシャレの課題は、靴にお金をかけていないことだ。自分でもまずいなあと思っているのだが、3万5千円以上の靴を買ったことがない。いや、高ければいいというわけではないのだけど、同世代のビジネスパーソンが持っているような靴を買ったことがなく。そのお金があれば、ついついジャケットやシャツなどを買ってしまうわけで。足元などにお金をかけられる人こそ、真のオシャレなのだが。
さらに、オシャレのルールを確信犯的にやぶってしまっていることがある。いや、世間知らずでそのルールすら知らなかったのだけど。それは、ビジネスシューズにおいては紐靴を1足も持っていないことである。そう、ファッション関連のガイドブックなどを読むと、「ビジネスの靴は、原則紐靴」と書いてある。紐なしでもモンクストラップシューズまでがギリギリで。ローファーはカジュアルなので、NGとのこと。ご覧のとおり、持っているのはスリッポンタイプの靴だらけだ。
そもそも、この靴のマナーを知ったのは最近だ。自分の世間知らずを猛反省している。いや、社会人になるときにはビジネスのマニュアル本のようなものも配られた気がするし。先輩にも、シャツやネクタイについては注意されたことはあるが、靴についてはまったくスルーで。
自分なりの理由はあり。紐靴を履くのが根本的に苦手なので。忙しい朝に、紐をしめる時間ってどうなのかとも思い。自分の持っている服などから考えると、ローファーなど、紐なしの靴の方が似合うのではないかと思ったり。靴はキレイにしている方だけど、靴磨きはついついプロにお願いしてしまうことが多く。根本的に靴を分かっていないなと思う今日このごろ。
この手のマナーというものは時代によって変化するものではあるけれど。というわけで、紐靴、黒と茶くらい持っときますかね。
最新作、よろしくね!
編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2018年3月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。