希望の党も民進党も、脱皮して強くなれ

玉木、大塚両代表(公式ツイッターより:編集部)

野党が余りにも頼りなくて、途方に暮れている人が大勢いるらしい、ということは承知しておかれた方がいい。

金も力もない人の周りには、人は集まらない。
金はなくとも、力があれば、それなりに頼りにされるものだが、あまりにも非力すぎると誰も集まらない。
力がなくてもある程度の金があれば、それなりに人は集まるものだが、まず長続きしない。
金の切れ目が縁の切れ目、とはよく言ったもので、力がなくて金だけがある場合は、金がなくなればそこですべての動きがストップしてしまう。

希望の党は小池さんという後ろ盾を失ってしまったようだから、力がない。
どこからか金を引っ張ってきたかというと、今のところそういう形跡がない。
色男、金も力もなかりけり、と言うが、色男と言えるかどうかも分からない。

民進党はまだ金はあるようだが、いつまでその金が続くか分からないところがある。
無尽蔵の金蔓があるようにはとても見えないので、早晩金が尽きるはずだ。

民進党が希望の党との合流を急ぐのは、多分尻に火がついたからだと思う。
4月中に今の民進党の殻を脱ぎ捨てておかないと前へ進むことが出来ない、という状態にまで追い詰められているのだと思う。

やはり脱皮すべきだろう。
脱皮して強くなるかどうかは分からないが、とにかく脱皮するしかない。

希望の党も似たようなものである。
脱皮して強くなるかどうかは分からないが、やはりどうしても脱皮せざるを得ない。

まあ、ここら辺りで皆さん、腹を括られた方がいい。
どうせいつかは脱皮せざるを得ないのだから、そろそろ、エイヤッとやってしまえばいい。
上手く行かなかっても、それはその時のこと。
その時になってから考えればいい。

脱皮するチャンスがあったら、思い切ってチャレンジしてみることだ。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年3月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。