5人の候補者がそのまま再選挙に立候補されるのかな、と思っていたら予想外の展開になった。
千葉県市川市の市長選挙である。
前回の市長選挙で最も低い得票だった元県議の方が再選挙への出馬を取り止め、前回の選挙で第3位の得票を上げた元衆議院議員の方の支援に回ることを表明された。
お、これで再選挙の流れが変わるぞ、と思っていたら、今度は、前回の選挙で第4位の得票を上げた元市議の方が前回の選挙で第2位の得票を上げた自民党の前県議の方と政策協定を結んで、自らの出馬を取り止め、前県議の支援に回ることを表明された。6日のことである。
実に目まぐるしい展開である。
前回の選挙で最多の得票を上げた方が法定得票数に届かず、再選挙になったというのも異例だが、公示の直前になって5人の候補者があっという間に3人の候補者になった、というのも異例である。
常識的には、これで、ほぼ選挙の趨勢が決まったようなものだ。
しかし、選挙結果がどうなるかは、やはり分からない。
無党派層や前回の選挙で棄権した人の票を獲得しそうだった方が急に立候補を断念されてしまったので、一度起きかかった人がまた寝てしまうんじゃないかしら、と実は心配している。
さて、どういうことになるのだろうか。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年4月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。