異なる立場と意見を収斂せよ!議会の「会派」を疑似体験

こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

4月8日はかがやけTokyo政策室(政治塾)「OPEN」の第二回講義が行なわれました。

講師は改革派青年首長の一人である、和光市の松本武洋市長です。

市議会議員、市長と議会・執行機関の双方を経験した立場から、地方自治における二元代表制などの基本的理念から、実際の政策形成過程や議会活動まで様々なお話をいただきました。

そして当政治塾のウリは「双方向コミュニケーション」ということで、後半戦はグループワーク。

各グループを議会における「会派」と見立て、ある議案に対する会派内の賛否をまとめてもらい、討論(賛否理由のプレゼン)→採決と模擬議会のような形式で行いました。

なお今回の取り上げた議案は、公務員給与UPが含まれた「人事院勧告」について。

・待遇改善と、その基準は的確か?
・数十億円をかける費用対効果はあるか?
・そもそも公務員に「適正な人事制度」の導入は可能なのか?

など、論点と議論は多岐に渡り、白熱した会派内討議が行なわれたようです。

国会や地方議会での活動単位はどうしても「会派」というグループになり、異なる意見を収斂する行程が必要不可欠になります(まあ、会派拘束をかけない議案もありますが)。

考え方によって賛否が別れがちな議案をケース・スタディとすることで、参加者の皆さまには「議員」の仕事や役割が少し可視化できたのではないでしょうか。

松本市長もFB投稿で述べておられるように、当塾には近い将来地方議会に立候補をしたいと考えている方が多数在籍しています。

潜在能力の高い人材を、即戦力の改革派として議会に送り出すお手伝いができるよう、引き続き残り4回の講義内容も充実させていきたいと思います。

講師を務めていただいた松本市長、本当にありがとうございました!

それでは、また明日。


編集部より:この記事は東京都議会議員、おときた駿氏(北区選出、かがやけ Tokyo)のブログ2018年4月8日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。