都民ファーストの対応は言論統制の印象を与える

早川 忠孝

都民ファースト現代表の荒木氏(右から2人目)ら(公式ツイッターより:編集部)

昨年の都議会議員選挙ではあちこちの選挙区を回ってそれぞれの候補者の演説を立ち聞きしたが、都民ファーストの候補者の中にはまだご自分を十分にアピールするだけの力を備えておられないな、と思う候補者が何人かいた記憶である。

しかし、選挙上手の小池さんが如何にも上手に候補者を持ち上げるものだから、まだ、ちょっとね、と思うレベルの候補者も時の勢いで当選されたのではないかと思う。
それほどに、昨年の小池さんには力があった。

まだあれから1年も経過していないが、都民ファーストの皆さんがそれぞれにどこまで力を付けられたか関心を持って見守っているところである。
議員バッジを付けてからが本番だが、正しく精進を重ねられてこられた方はグングン力を付けておられると思う。

まだ足りないな、と思う候補者が何人かいる中で、一際目立っていた候補者がいた。
おう、この人は伸びる。
この人は、一人でもグングン伸びる。

いい人を見付けたな。
さすがは、小池さんだ。
こういう人をどんどん育てて行けばいい。
こういう人を発掘したのだから、希望の塾は成功だ。

そう思わせるくらいに可能性を感じさせる若者だった。

その若い人は自分の考えをどんどん外に向けて発信できる人だった。
実にオーソドックスな考えをする人で、行動力もある人である。

こういう若い人をどんどん表に出して行けばいいのにな、と思っていたが、都民ファーストの中では特別のポジションは与えられなかったようだ。

この若い方が、最近の小池バッシングを気にして、ご自分のブログで若干の感想を述べたら、これがアゴラの編集長の目に留まりアゴラに転載されたそうだ。

ところが、どういう事情があったのか、ご本人からアゴラに転載された記事の削除要請があったそうだ。もちろんご本人の元記事も削除されている。

ふーん、実に勿体ないことをしているな。
如何にも都民ファーストの内部で言論統制をしているような印象が残るぞ。

言論の自由は誰に対しても尊重されなければならないのに、どうやら自己規制を求められるような世界が拡がっているらしい。

ああ、これは拙い。
どうも、皆さんの羅針盤が狂ってしまっているようだ。

今更遅いだろうが、しかし遅くても手が打てるのなら打った方がいい。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年5月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。