まあ、世間の注目を浴びるのだから、よしとすべきだろう。
都民ファーストの皆さんは、この辺りでどんどん反転攻勢に出られたらいい。
言われっ放しはよくない。
まだこういう場合の論争に慣れておられない方が大半だろうが、とにかく一生懸命に反論を試みられることだ。
誠実でありさえすれば、いつかは相手の心に届くものだ。
都民ファーストには結構論客が揃っているじゃないか、と思われれば十分である。
無理して一枚岩を演じなくてもいい。
多士済々、いい人が揃っているじゃないか、という印象を持ってもらえばいい。
今都民ファーストの人が発言すると、必ずマスコミの人が注目する。
大方の人は都民ファーストにどんな方々がおられるのか知らない。
小池さんのロボットぐらいにしか思っていない人が大半だろうと思う。
それぞれの人が自分なりに勉強し、自分なりに活動している、という姿を具体的に見せる絶好のチャンスである。
昨年の都議会議員選挙の熱気は既に醒めてしまっているのだから、これからは都民ファーストの皆さんは自分自身をもっと世間にアピールする必要がある。
武蔵野市選出の都議会議員鈴木邦和氏は、アゴラに転載されたご自分のブログ記事の削除要請問題でちょっと躓いたが、その後の巻き返しで見事にご自分のアピールに成功した。
まあ、出過ぎると叩かれてしまうのが世の常だが、叩かれても叩かれても引っ込まないようになってしまえば逆に周りの人が一目置くようになるものだ。
リスクはあるが、都民ファーストの皆さんの頑張り時は今だろうと思う。
周りから寄ってたかって叩かれるような強い存在になる絶好のチャンスである。
じっと黙ったままでいると、3年後に再選される可能性は殆どない、と思っていた方がいい。
まあ、それでもいいと思っていられる方もおられるだろうが、政治の世界でやりたいことがある人はあらゆるチャンスを利用してご自分をアピールすることである。
強い人の周りには自然に人が寄ってくる。
弱い人の傍からはいつの間にか人がいなくなる。
そういうものである。
皆さんには、せいぜい強くあって欲しい。
まあ、困ってしまったら遠慮なく相談に来られることだ。
今は、皆さんにとっての正念場。
ガンバレ、ガンバレと申し上げておく。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年5月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。