「先生方の政権奪取、与党憎し!の思惑のために、我々の悲願である「ギャンブル等依存症対策基本法」を潰さないで下さい。
反対される理由がないではありませんか?
今の政権は、何がどう転ぶか、何が出てくるか全く分からない、危なっかしさがあります。
与党を良いとは思っていないけど、それに代わる頼りになる野党もいない、多くの国民は、与野党どちらも評価しない、政治不信を起こしています。それでも私たちは、日本国民として生きていかねばならないのです。
先生方に、託すしかないのです。」
このくらいストレートな物言いをされたら、いくら頭の固い方々も多少は心を揺り動かされるのではなかろうか。
私はIR法には不賛成で、カジノは一つもいらない、という立場なのだが、しかし諸般の事情からどうしてもカジノを導入したと懇願されると、ごくごく限られた範囲で、しかもカジノ導入によってもたらされるであろう各種の害悪に対して相応の対策が講じられるというのであれば、見て見ぬふりぐらいをして事実上容認しようかしら、というくらいには妥協する。
私は嫌いでも、他の方々がどうしても導入したいと仰ると、無碍に袖にしてしまうことが出来ない。
立憲民主党や共産党の皆さんは、IR法には絶対反対、依存症等対策基本法に賛成するとIR法を容認してしまうことになるから依存症等対策基本法にも反対せざるを得ない、ということなのだろうが、ここはIR法と切り離してお考えになっては如何だろうか。
ちなみに冒頭の文章は、公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表、田中紀子氏のブログ「in a family way」の2018年5月11日の記事の抜粋である。アゴラに転載されていたので、引用させていただいた。
読者の皆さんもご自分の発言にインパクトを付けるために、このくらいストレートな物言いをされるといいかも知れない。ご参考までに。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年5月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。