92歳のマレーシア・マハティール氏は人生100年時代のロールモデル

内藤 忍

マレーシアで初の政権交代が実現することになりました。前首相のマハティール氏(写真)が率いる野党連合が政権を取ることになりそうです。

マハティール氏は以前の首相在任中に日本に学べという「ルックイースト政策」を提唱したことで、日本でも知られています。マハティール氏の政策はともかく、注目すべきは、もし首相に再びなれば、92歳での再就任になることです。

これからのハードな国家運営活動に90代の高齢であることを不安視する見方もありますが、動画で見る限りとても衰えた老人には見えず、覇気のある働き盛りの政治家に見えます。

もし長期政権になれば、100歳を超えても首相を務めているかもしれません。

昨日ブログに書いたアメリカの投資家バフェット氏ももうすぐ90歳ですが、現役で活動をしています。

日本だけではなく、世界でも人生100年時代というのが現実的になってきたことを象徴する人たちだと思います。

ここで、大切なのは単に長生きするというだけではなく、高齢になっても自分のやりたいことを持ち続け、それに情熱を傾け続けられる強靭な精神力と体力を併せ持つことです。心や体が自分の言うことを効かない状態では、100%自分の思い通りの人生を実現できないかもしれず、充実した100年にできないからです。

マハティール氏がどんな日常生活を送っているかは知りませんが、バフェット氏は毎日チェリーコークを飲み続け、ファーストフードで食事をすることも多いようで、一般的な尺度からはとても健康的な食生活とは言えません。健康と気力を保つ秘訣は、食事や睡眠といった要素だけでなく、精神的な側面も関係するのだと思います。

いずれにしても、これからは想定した以上に「人生の後半戦」の期間が長くなり、そこで何をするかを真剣に考える必要が出てきます。

50代といっても、まだ人生の折り返し地点。年齢を理由や言い訳にして、何かを諦める必要はないのです。

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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年5月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。