ゴールデンウィークに空港から写真のようなラウンジなどの様子を投稿する「エアポート投稿おじさん」について書いたら、ポータルサイトで大きな反響がありました。
これ以外にも中年男性のネット上での振る舞いは、違う世代の人の強いアレルギー反応を引き起こすようです。
例えば「挨拶おじさん」と言われている、毎日「おはようございます!今日も1日素敵な笑顔と元氣で」というようなコメントを良く知らない人にまで送ってしまう人。あるいは「お天気おじさん」と言われる「今日は東京は一日晴天のようです。健やかな一日をお過ごしください!」といった発信をして来る人です。
他にも、SNSおじさんの共通点として、絵文字が多い、文章が長い、上から目線、聞かれてもいないのに自分のことを語る・・・など辛辣なコメントを見つけることができます。
このような「おじさん」の行動は、おじさんだけではなく「おばさん」にも共通しており、世代間ギャップの問題のような気がします。
50代、60代の人たちは、学生時代にはネットがありませんでした。パソコンが普及しはじめたのが30歳前後。私もガラケーを初めて手に入れたのは30代前半でした。
今はスマートフォンを使ってはいますが、若い頃はネットの無い時代、パソコンしかない時代だった訳です。スマートフォン全盛になった今でも、その過去の環境からの影響が残っていて、つい文章が長くなってしまったり、絵文字を使ってしまうのかもしれません。
私は今でもスマートフォンよりもパソコンの方が何となく安心できてしまい、写真よりも文章を書く方が好きな、典型的SNSおじさんです。しかし、無理をして自分のやっていることを変える必要は無いと思っています。
人の意見に振り回されすぎて、自分のやりたいことを封印してしまうのは勿体ないこと。興味のない人にしつこくコンタクトするのは論外ですが、自分の投稿がどう思われているか気にするより、自分のやりたいようにSNSを利用すれば、それでいいのではないでしょうか。
世代や考え方の違いを、無理してまで合わせようとする。その姿勢こそ、ネット上で嫌われる行動だと思います。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年5月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。