娘に関しては、父親より母親の方が保守的 ⁉︎

「ようやく娘に一人暮らしさせることに成功したよ」、先般会った学生時代の友人が安堵したように語った。
聞くところによると、娘さんは一流企業に自宅から通っていたそうだ。

「このままでは自分で何もできなくなってしまう!」と焦った友人が、あの手この手で独立させようとしたが、それを阻止していたのが、何と彼の妻だった。
「一人暮らしは危険だ」「親元の方が方が便利だ」などと言って、今でも随分あれこれ気を揉んでいるそうだ。

いつぞやの記事で書いたように、私も「多数の男と同時並行的に付き合うのが最適戦略だ」などと娘に教えたり、「同棲は共同生活の訓練として重要だ」などと真剣に考えている。
娘を持つ別の友人が「試用期間(同棲)は必須だ」と言っていたので、思わず手を握り合ってしまった。

このように、私たちの世代の父親は概ね「娘の自立」や「一人でも多くの男性との付き合い」を積極的に後押しする傾向がある。
おそらく、社会における男女平等が浸透しているのを肌身で感じているので、箱入り娘として育てる危険を認識しているのだろう。

それに対し、母親たちの方が遙かに保守的だという印象を受ける。
バブル世代あたりなので、一般的にはもっと自由で大らかだと思われるかもしれない。しかし、当時、自宅から会社に通って門限のある生活をしていた現在の母親世代は違うようだ。

男女平等のビジネス社会をダイレクトに経験していないということもあるが、無意識的に自由に自立しようとする娘に妬みと羨望を抱いているのではないかと、私は考えている。
管理職になるのは例外的な女性だけ、寿退社が当たり前で、バブルに踊って羽を伸ばす女性たちを横目で見ていた不満が蓄積しているのかもしれない。

もちろん、昔のように、娘は社会に出さず“家事手伝いと花嫁修業”という現代では死語となりつつある育て方を是とする父親もいるだろう。
しかしながら、少なくとも私の同級生レベルだと、父親が「独立しろ」「スキルを磨け」「たくさん恋人をつくれ」などと煽ることが多い。

それにストップをかけようとしているのが妻たち。

最近の娘たちは、「お母さんに見つからないようにお父さんにアリバイ作りを手伝ってもらわなきゃ」と考えているのが、案外実情かもしれない。
実際、われわれ父親族は、平気で娘たちのアリバイ作りに協力しているし「自立」を促している。

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荘司 雅彦
幻冬舎
2016-05-28

編集部より:このブログは弁護士、荘司雅彦氏のブログ「荘司雅彦の最終弁論」2018年6月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は荘司氏のブログをご覧ください。