灘校の「土曜講座」で、お話しさせていただきました。
30年以上続く「土曜講座」、ほんとにすごい!と思うんです。
「AIとは何か、その実態に迫ろう!」
「放射線でがんを治す」
「日本存続のリスクと発展のオポチュニティ」
「ハモろうや!合唱の魅力と効用・その実践」
など今年は29のテーマについて、それぞれの第一人者が語り、灘中生・灘高生の好奇心をかきたてます。
How から Why へ
さまざまな教材が溢れる今日、学ぶ方法はたくさんあります。むしろ、知りたい・やりたいという欲求が大事だと思います。
嘉納治五郎先生ゆかりの灘校ですから、私は柔道をきっかけに、地域づくりや生き方・働き方について丁寧に話したのですが、中学生・高校生とは思えない鋭い質問や、ありがたい感想をたくさんいただき、私自身も刺激を受けました。
これからの高校教育で最も必要なことの一つは、好奇心をかきたてること、そして、さまざまな選択肢やしごとを知ることではないでしょうか。
灘校だけではなく、ブランドやネットワークがなくても、こうした取組を全国の高校で実現したいと改めて思いました。
地域のさまざまな人たちが、講師として自分のしごとを伝えることで、地域の人たちも高校の魅力化が自分ごとになるのではないでしょうか。
そのためには、やはり民間人副校長のようなコーディネータ役がとても大切だと考えています。
灘校の土曜講座を通じて、日頃の問題意識がクリアになりました。
もう少し知りたい!
■教育を変えていかなければ、失業者を量産することになるかもしれない。鈴木寛・元文科副大臣が語るアクティブ・ラーニング
■「次の次の東京オリンピックで金メダルを取りたい」という言葉に込めた中学生にこれだけは伝えたい大真面目な「3つ」のメッセージ
<井上貴至 プロフィール>
<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち」
学生・卒業生への熱いメッセージです!
<井上貴至の提言>
間抜けな行政に、旬の秋刀魚を!
編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2018年6月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。