LGBTフレンドリーって、誰にでもフレンドリーの始まり

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この週末を利用して、名古屋で行われた「WORKING RAINBOW EXPO」ってイベントで、パネルディスカッションを2本コーディネートさせていただきましたよー。LGBTの働き方をテーマにしたイベントで、100名をゆうに超えるお申込みで大盛り上がりのイベントでしたよ。

LGBT、ってここ最近目にし、耳にする機会も増えました。レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの頭文字で、性的少数者(性自認や、性的指向の違いのある人々)のことを指す言葉。2015年に、電通総研が日本における割合が7.6%という推計を発表したり、アメリカ最高裁が同性婚はを禁止する法は違憲だとの判決を下し注目を集めてきましたよね。

※クエスチョニング、アセクシュアル(無性愛)などを含め、LGBTQやLGBTQsとか、いろいろな解釈や表現はありますが、今回は一般的に認知されているLGBTと表記します。

LGBTフレンドリーと言われる会社は、多くは首都圏の外資系企業やベンチャー企業など…というイメージも強い中で、中部地方の会社や中小企業でも、取り組みが進みつつあるということをお伝えするセッションを担当。

前半戦、ゲオホールディングスさんと住友電装さんの二者がご登壇。名古屋を拠点に事業展開する小売業として多様な顧客との接点から始まった取り組みについて。そして、ともすると、堅いイメージな中で、グローバル展開する製造業での取り組みなどをご披露いただきました。

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後半は、従業員約100名の大橋運輸さん(愛知県瀬戸市)と、約30名の早川工業(岐阜県関市)がご登壇。中小企業でも、いや、トップの価値観がダイレクトに伝わり、小回りがきく中小企業だからこそのスピード感ある取り組みをお聞かせいただきました。

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で、トークセッションしてみての結論(今の、僕の中でのね)

LGBTフレンドリーって、
誰にでもフレンドリーってことやん!

ってこと。多様な人が、多様に活躍できる環境づくり。
つまりダイバーシティーってことやーんって、感じたわけです。

ダイバーシティっていうと、女性活躍・シニア・障がい者・外国人…とかって様々なキーワードが浮かんでくるけれど、LGBTフレンドリーもその一つってこと。そして、誰にでもフレンドリーな職場づくりのなかで、もっとも障壁が低い一歩なのかもしれない、ということでした。

設備投資やシフトの組み換えなども基本必要なく、社内研修を通じた理解促進と同性パートナーを事実婚として位置づける就業規則変更などで、着手できることだから。(トランスジェンダーの場合は、更衣室やトイレの問題はクリアすべきですが)

ま、いろいろとご意見ある人がいるのはわかりますが。
ただま、好きな人と一緒にいたいのは、当たり前。
自分らしく、偽り装わずに暮らしたいのも、当たり前。
みんな大なり小なり違いがあるわけで、LGBTに限らず違いを受け入れ楽しめるくらいだといいなとおもいました。

でもって、興味深いのはパネルディスカッションのあとに講演してたNTT西日本の方のお話。言われたことを淡々とやるだけでなく、クリエイティブな課題解決や提案力を持つには、組織の多様性こそが重要。ダイバーシティは、単に労働力確保や一人ひとりの幸せ、という観点のみならず、企業経営の戦略としても重要だ、という位置付けについてご説明されていましました。これ、実はパネルディスカッションに登壇された4社が、異口同音にお話していた話でもあり。

企業経営、組織運営でも大切にしたいお話だな、と思いました。
だからこそ

LGBTフレンドリーって、
誰にでもフレンドリーってことやん!

ってこと、で。

ではでは。

秋元祥治
NPO法人G-net理事(創業者)・OKa-Bizセンター長

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編集部より:この記事は、内閣府地域活性化伝道師・OKa-Bizセンター長、秋元祥治氏のブログ 2018年6月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「秋元祥治(岐阜・G-net・OKa-Biz)の活動日記」をご覧ください。