通常国会が32日も延長されることになって、自民党の総裁選挙の期間がずいぶん短くなった。
安倍総理の総裁三選を狙っての深謀遠慮じゃないかしら、などとつい邪推してしまうが、国対には国対なりの判断があるのだろう。
石破さんも岸田さんも機先を制されたような気になってしまうだろうが、まあ、気にされないことだ。
動く時には、一気に動くものである。
ダラダラと選挙運動をやるより、一気呵成にやった方がいいこともある。
ホップ、ステップ、ジャーンプの三段跳びの要領で短期間に決着を付けることも決して不可能ではない。
1週間や2週間ではどうしようもないかも知れないが、材料さえあれば1ヶ月で世論を作ることが出来る。
出来るだけ大きな花火を打ち上げることである。
国民の多くが安倍総理の政治には倦んでいる、ということが明らかになれば、あっという間に世間の空気が変わる。
いずれ台風のシーズンが来る。
大風が吹くはずだ。
せいぜい、その大風に吹き飛ばされないことである。
石破さんや岸田さんにとってアゲインストの風ではないはずである。
弱気になったのでは、チャンスを逃してしまう。
悲観すべからず。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年6月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。