拉致事件は後回し?北との国交樹立を唱える議員たち --- 古森 義久

アゴラ

北朝鮮による日本人拉致事件が切迫した情勢を迎え、より大きな関心を集めるようになった。そんな状況のなか、日本の国会議員の一部が「拉致問題の解決よりも、まず北朝鮮との国交樹立を」と主張する動きを見せ始めた。

拉致被害者の1日も早い帰国を望む「家族会」や、その努力を支援する「救う会」は6月末に緊急集会を開き、そうした動きへの強い反対を決議した。

拉致問題を後回しにする議員連盟

拉致問題の早期解決を求めるこの緊急集会は、6月29日、東京都内で開催された。

集会を主催したのは、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)」「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)」「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟(拉致議連)」である。集会には、加藤勝信拉致問題担当大臣や、各党拉致問題担当代表、「家族会」の飯塚繁雄代表ら合計100数十人が出席した。

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