いいことをしたつもりが裏目に出てしまったのだろうな、と同情している。
平成15年当選同期の仲間の中で、経済政策関連分野で最も最先端の知見を有している能吏型の政治家の一人がこの西村官房副長官である。
目から鼻に抜ける、という評価は、多くの有権者から支持を獲得しなければならない政治家にはあまりふさわしくないだろうが、鈍重の対極にいることは間違いない。
その西村氏が、思わぬ攻撃に晒されている。
ちょっと軽かったかな、と思わないでもないが、きっとご本人は自民党の良さを国民にアピールしたかったのだと思う。
何もなければ、あれはあれで立派に自民党アピールの手段として通用したはずである。
今は、どちらかと言うと、針の筵状態。
安倍総理以上に叩かれまくっている。
自民党の中からも、公明党からも。
まあ、ご本人はそれなりの苦労人だから何とか凌いでいくとは思うが、目下は大変だ。
私がガンバレ、ガンバレなどと声を上げても何の足しにもならないが、とにかく今は凌ぎ切ることである。
多分、自民党の中での信頼を回復していくためには、今までの努力の何倍も努力する必要がある。
元々有能な人だから、ほとぼりが冷めればさらに重要な役割が回ってくるはずである。
ガンバレ、ガンバレ。
今受けているバッシングは、いずれは自分の肥やしになる。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年7月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。