こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。
王子神社例大祭・最終日。昨日の大人神輿が最大のクライマックスであります。今年は「表」なので、21基の神輿が王子神社に集合し、次々と出発していきました。
今年は朝6時集合から、16時のゴールまで完走!
濡れタオル作戦は単独ではほぼ意味をなさないものの、休憩の度に担ぎ手の皆さんは氷に殺到し、首元のタオルや胸元に氷をぶち込んで行くことで暑さを乗り切りました。
夜はパラリンピック柄の着物を着て、王子神社・王子本町公園・十条駅前と3個所の盆踊り会場へ。こちらの公式浴衣は東京五輪オフィシャルショッピングサイトから購入できますよ!
大きな事故はなく、大変充実した例大祭となりましたが、それでも各町会で熱中症患者が出るなど懸念が残りました。
どれだけ水分補給をしたとしても、これだけの炎天下では体調不良になる人をゼロにするのは極めて難しいことを再び痛感した週末です。
今後の夏祭りも東京五輪についても、考えることが多いなと改めて…。
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さて、その2年後の真夏に迫った東京五輪ですが。色々な町会を回ってお話を聞いておりますと、どうも地元警察から(恐らく現時点では非公式レベルで)
「再来年(2020年)は、夏祭り・神輿の開催を自粛してもらうことはできないか?」
と打診・相談が来ているようです。
五輪期間中の宅急便使用の自粛などが話題になっていましたが、ついに自粛の波が地域行事にまで来ましたか…!
とはいえこれは、警察の立場から見るとやむを得ない面もあり、むしろ言われるまで気づかなかった私もうかつだったなと思いました。
我々の地域祭りの日程は8月上旬で、五輪開催の期間と丸かぶり。
そして夏祭り、とりわけ「神輿」の巡航には交通整理のために大量の警察官が動員されます。一基につき1~2名の警察官が付くので、王子神社例大祭だけでも数十人が出動することになるわけです。
翻って五輪期間中は、テロ対策なども含めて東京都の警視庁だけではとても人手が足りず、全国から警察官たちが応援に駆けつけている状況が想定されます。
この状況下で、地域祭りのために地元警察署が対応できるかと言われれば…?
これに対する地元の方々の反応は様々で、
「警察官のキャパにも限界があるのだから仕方がない。猛暑の中で神輿をやるのはどうかという議論は以前からあった。日程変更を考えるきっかけになる」
とおっしゃる方もいれば、
「例大祭や神輿は『神事』なのだから、簡単に日程変更できるわけがない。五輪のような一過性のものに配慮する必要はない!」
と言い切る方もおられました。
確かに「神事」であるというのは極めて重要なことで、今回も熱中症対策に神輿の「短縮ルート」を取ることが検討されましたが、神様を運ぶ神輿のルートを「省略」して良いのか・省略された地域の人々はどうなってしまうのかと、かなり慎重な検討を要していました。。
催事(神事)の日程を五輪のために「延期・変更」できるかどうかは、極めて難しい判断が問われることになりそうです。
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もちろん五輪大会中の地域祭り・神輿が「自粛」ということになれば、これは我々の地域の問題だけでなく、五輪期間中に催事を行う都内すべての地域に影響する重大な事態です。
こうしたことも含めて、「自粛」も含めたあらゆる可能性を検討するために打診・相談が行われている状態なのだと思います。まだ地域行事が「自粛要請」されることが決まったわけではありません、念の為!
現在、五輪期間中の警備体制がどうなるかも含めて、事実関係を警視庁に確認中であり、また何かわかりましたら追ってご報告させていただきたいと思います。
本日は早朝から櫓の撤収作業です。。それでは、また明日。
編集部より:この記事は東京都議会議員、音喜多駿氏(北区選出、かがやけ Tokyo)のブログ2018年8月5日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。