ワインバーが「ビールの達人」に選ばれた意味

内藤 忍

SHINOBY’S BAR 銀座が、サントリーの覆面調査で「プレミアム達人店」に選定され、認定のプレートを頂きました(写真)。

栗原店長の話によれば、覆面の調査員が2回お店にやってきて、生ビールを注文して、品質をチェックして、審査をしているそうです。

ビールは、まずグラスが清潔であることが重要です。洗浄が徹底していなかったり、洗ったグラスを布巾などで拭いてしまうと、ビールを注いだ時にグラスの壁面に、蟹がはき出すような小さな泡ができてしまい、見た目と味わいを損ねます。

また、注いだ後に表面にある粒の粗い泡を捨てて、クリーミーな泡を入れて仕上げることで、口当たりの良い美味しいビールが出来上がります。

グラスを清潔に保つのは簡単なようで結構手間がかかりますし、泡を捨ててしまうのはコストアップになってしまうので、ちゃんと徹底しないお店も多いのです。

ワインバーなのに、ビールの達人になってどうするの?という声も聞こえてきそうですが、覆面調査で認定されたということは、通常のオペレーションがビールの注ぎ方に限らず、基本に忠実に続けられていることを意味します。開店してからもうすぐ4年が経とうというお店が、ブレずに運営されているのは、とてもうれしいことです。

私は、ビールは余り飲みませんが、今年のような例外的な暑さが続くと、最初の一杯にはやはりビールということも多くなります。クラフトビールも良いですが、キレイなグラスでキンと冷えた生ビールで喉のかわきを潤すのは、リフレッシュするのに最高です。

SHINOBY’S BAR 銀座は、ワインバーとして出発し、今もグラスワインを揃えてお客様に楽しんでいただいていますが、マニアックなワインバーではなく、ワインを中心にアルコールとお食事を提供する間口の広いお店です。

看板は目立ちませんが、誰でも気軽に入れるお店です。皆様のお越しをお待ちしております。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年8月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。