いくら民主党に失望したからと言って、国民民主党の支持率が1パーセント以下って何だろうか、と義憤を感じざるを得ない。
何か懲罰的な感じがする支持率調査である。
まあ、どこの調査でも同じような調査結果が出ているようだから、フェイクだなどと怒っても仕方がないのだが、こういう支持率が続いていると国民民主党の看板を背負って真面目に努力している若い方々が意気阻喪してやる気を失っていくのではないか、と心配している。
何としても国民の期待値を上げてもらわなければならない。
せめて、支持率が5パーセント台には上がって欲しい。
今回の国民民主党の代表選はやってよかったと思う。
玉木さんも津村さんも真摯に有権者の声を聴こうとしている。
全国の主要都市を回って、ご自分たちの声を直接有権者の皆さんに聞いてもらおうと努力している。
それぞれの人柄の良さは、それなりに伝わっているはずである。
まだ爆発的な人気を博するまでには至っていないようだが、メディアへの露出が増えれば増えるだけお二人の知名度は上がっていくはずだ。
もっとも、玉木さんが掲げたコドモノミクスがどの程度の有権者の心を掴むのかは、何とも言えない。
少なくとも、私のブログの辛口コメンテータの皆さんには不評だと言わざるを得ないが・・。
まあ、それでもめげないで頑張ることである。
それなりに問題提起になっていることは、間違いない。
まったく無視されるよりは、いいはずである。
音喜多新党は金集め、国民民主党は人集めが課題かな
自民党に対抗できる力になれるかな、という観点に立って、音喜多新党と国民民主党を眺めている。
音喜多新党の場合は、やはり財政的基盤に問題がある。
100億ぐらい集めれる政党になればどんどん大きくなれるだろうが、さて音喜多新党に100億出す奇特な人がいるか。
昨年の今頃は小池新党で持ち切りだったと思うが、結局は上手く行かなかった。
どんな組織でも、ヒト、モノ、カネの三要素が揃わないと上手く行かないのだが、小池さんはその三要素を自分では満たすことが出来なかった。
惜しいところまでは行ったが、結局は大方の国民の期待を裏切る結果になってしまった。
小池さんは強かだから、猪瀬さんや舛添さんのようにはならないだろうが、小池新党の再来はないだろうと思っている。
勿論、若狭新党もない。細野新党もない。
逃がした魚は大きい、と言うが、小池さんは本当に大魚を逸してしまった。
さて、音喜多新党はどうなるか。
国民民主党は、どうなるか。
狙いは、そこそこによさそうだ。
しかし、目下はいずれも「玉」不足。
その玉をこれからどうやって補っていくのかが、それぞれの課題だろう。
音喜多新党は、財政的基盤を確立する必要がある。
国民民主党は、人材確保に努める必要がある。
多分、国民民主党の方が一歩先を行くはずである。
全国各地で有望な新人の発掘に成功しさえすれば、自然に支持者は増えていく。
狙い目は、やはり女性の候補者だろう。
代表選は早いところ切り上げて、有望な新人発掘のために全国行脚を始めた方がいいかも知れない。
やりかた次第では、ブームに火が点く。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年8月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。