欲しいものがあれば、まず与えなさい

仕事柄毎日沢山の方にお会いする機会があります。一度きりのご縁に終わる方もいれば、たまにしかお会いしないのに、ずっとご縁が続いている方もいます。

その違いは、与える人になるか、欲しがる人になるかにある。それを再確認する出来事がありました。

昨日、自宅に届いた秋の味覚は、資産デザイン研究所の創業以前からずっとお世話になっている女性経営者の方からのものです。

以前よりお仕事でのつながりが減ってしまい、お会いすることはあまり無くなってしまいました。それなのに、毎年こうやって忘れずに気にかけていてくれるのは、うれしいものです。

対照的に、疎遠になってからも、新商品を買って欲しい、サービスをブログで宣伝して欲しい、イベントに来て欲しい、、、と自分の都合でお願いメッセージを送ってくる「友達」もいます。

どちらの人と長く良いご縁が続くかは明らかです。

直接的な見返りを求めず、与えてくれる人には、何かお返ししてあげたい気持ちが、自然に生まれてきます。

逆に、自分の都合で与えて欲しいと「クレクレメール」だけ送ってくる人には、残念ながらそんな感情は湧いてきません。

だから、欲しいものがある人にはこう言いたいと思います。

「欲しいものがあれば、欲しいと言う前に、まず自分から与えなさい」

与える時も、すぐに見返りを求めてはいけません。もしすぐに何も与えてもらえなくても、そんなことには関係なく、こちらから与え続ける。

その先にきっと、想像もしなかったような素敵な「ギフト」が待っています。

と偉そうに書いていますが、私自身もいつも見返りを求めず与える人になれている訳ではありません。神のような境地に到達することができず、煩悩に自己嫌悪になることもあります。今回の心温まる贈り物は、自分の心をもう一度磨き、精進するモチベーションを高めてくれました。

そんなことを考えながら頂く大粒のぶどうは、いつもより甘く、心に沁みます。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年9月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。