池上彰氏の番組が、小学生タレントを使ってやらせで安倍首相の誹謗中傷をやった悪質なやりとりを、清原勇記氏がFacebookで書き起こして投稿してくれている。
池上彰スペシャル2018年9月7日「痛快疑問に大人も納得SP」
日本はアメリカのご機嫌取りばかりに見えるのはなぜ?
高島彩「この質問をしてくれたのは小学校6年生の鴨田さんです」
鴨田沙奈「首脳会談とかゴルフを安倍さんとトランプさんがしている時に、安倍さんはトランプさんをとても大切にしているように思えたんだけど。トランプさんから見たら、そうじゃない気がするし、トランプさんが校長先生で、安倍さんが担任の先生みたいな」
池上彰一同(爆笑)
鴨田「身分が違うように見えてきちゃいました」
宮司愛海・フジテレビアナウンサー「たとえが上手だね。そういう風に思った?」
鴨田「はい」
宮司アナ「池上さん、よく見ていますね〜」
池上「ありがとうね。すごいよね。子供はね。ここにいるゲストの大人だって、こんなこと怖くて言えない」
この鴨田沙奈ちゃんというのは、劇団ひまわり所属の子役で11歳。小学校6年生だと劇団のホームページにある。
こういうのは児童福祉法違反かどうかは知らないが、下劣の一語に尽きる。赤ん坊に「安倍、許さない」とかいうのプラカード持たせてデモしてた輩と似ているが、政治家個人への誹謗中傷の片棒担がすのは余計に許せないことだ。
たとえ、制作プロダクションが直接に指示しなくても子役の劇団などが池上氏の意に沿うようにするにはどうすればいいか指示するだろうから同じだ。
それもしてないというのなら、最近の子供や若い人はけっこう保守的な意見の子が多いが、そういう発言もする子がたくさんいて出演していて喋らせてもらっているなら「やらせ」でないといえるだろうが、そんなことはないのだ。
もちろん、子役には責任はなく被害者だが、劇団や親はこういう番組に子供を出演させないようにする義務がある。
なんでこういう愚かなことを池上彰氏がするのかといえば、NHKの「週刊こどもニュース」のときは、お父さん役と子供の役があって、誰でも脚本のとおり演じているとわかるし、NHKの子供番組だから、いちおう、中立を装い、個人への誹謗中傷や、政治的な意見を子供に言わせるというのは、避けていた。
それは非常に面白かったし。良い番組で私も絶賛したこともある。しかし、民間放送で公平中立でない、かなりえげつない誹謗中傷を、子供の意見として振り付けして語らせるというのは、同じ手法であっても何らの正当性がないのである。
別に私は、「やらせ」について「告発」するなんていってないし、「被害者」でもないが、こうした子供を使った、えげつない番組づくりについては、言語道断の暴挙として真剣に池上氏を告発したいと思うし、こんなことは直ちに止めるべきだ。