安室奈美恵は安室奈美恵のままで去り、そして平成が終わっていく

音喜多 駿

こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

本日は国際水協会(IWA)世界会議の開会式に出席したり、地元の御神輿で私も檀家になっているお寺での接待に顔を出したりしていたのですが、世間の話題は引退する安室奈美恵ちゃん一色。

中1女子にまったく安室奈美恵がリーチしていないことに、時代の変化を如実に感じました。

Wikipediaを見たところ「アムラー」の全盛期は1996年ということで、まさに私の(暗黒の)高校生時代。

安室奈美恵とともに平成を駆け抜けてきた世代として、一言くらい語る資格があるだろうということで、安室奈美恵さんについて思うところを本日はツラツラと書きたいと思います。

初期の安室ちゃんと言えば「沖縄出身」で「小室ファミリーの看板」というイメージ(スーパーモンキーズと一緒に踊ってた)。

しかし今や、彼女が小室ファミリーでアイドル(?)をやっていたことすら、知らない人がいるくらいじゃないでしょうか。

TKプロデュースで出てきた歌手・アーティストたちが次々と去る中、安室奈美恵だけは輝き続けました。

ファンたちに目を向けて見ても、当時の「アムラー」と言えば、おそらくほとんどはスクールカースト上位でブイブイ(死語)言わせていた人たちで、アムラーと付き合える男子も当然に上位カースト。

そんな彼女ら・彼らも進学や就職、結婚・出産などのタイミングで目まぐるしく立場が変わっていく中、安室奈美恵だけはずっと安室奈美恵で。

「美」という観点化からも、社会的ステイタスから見ても、本当に唯一無二の存在だったなーと改めて思います。

とりわけ、芸能人にとって一般的にマイナスとされる出産→離婚をものともせずに乗り越えて活躍し続けた世代は、次世代のロールモデルになりえる成功といえるかもしれません。

30代・40代がランキングを見てみれば、知らない曲はないというラインナップではないでしょうか。

浮き沈みの激しい音楽業界で、この才能の持ち主がくじけることなく走り続けてくれたこと。

そして平成最後の年に、未練を残さず潔すぎるほどスパッと去っていくこと。

そのすべてに感謝をして、引退する安室奈美恵さんに「ありがとう」という言葉を贈りたいと思います。

…いや、話したことも会ったこともありませんけどね。。

あまり芸能界の話題に心が動かされない私としても、久々にこう「くる」日でありました。

安室さんのように走り続け、そして去るときは惜しまれながらも潔く去る。そんな政治家を目指して頑張っていきたいと改めて思いました。

平成の次も、新しい才能が現れ、輝き続けてくれることを願って。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は東京都議会議員、音喜多駿氏(北区選出、かがやけ Tokyo)のブログ2018年9月16日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。