「ガーデンミュージアム比叡」新しい芸術の形

京阪の終点・出町柳から、叡山電鉄に乗り、終点・八瀬比叡山口へ。そこから日本で1番長いケーブルカー・叡山ケーブルに乗り、さらに叡山ロープウェイに乗り継ぐと、比叡山の山頂。都会の喧騒を見下ろす別世界だ。

ロープウェイを降りたところに、「ガーデンミュージアム比叡」がある。


ガーデンミュージアムという名のとおり、チューリッピ、スイレン、あやめ、ヒマワリ、コスモス、ダリアなど四季折々の花が咲き乱れる。

それだけではない。モネ、ルノワールなど印象派画家の代表作を描いた陶板が数多く展示され、また、モネのスイレンなどが庭としても再現されている。


そして、琵琶湖・京都の眺め。風が、気持ちいい!


まさに借景。風景を存分に生かしている。


ハロウィンなど遊び心やイベントも充実。心がときめく。


屋内の美術館では、歌を歌ったり、飛び跳ねたりすることは難しいが、屋外の「ガーデンミュージアム比叡」では、思う存分楽しむことができる。

作品の劣化を防ぐため、屋外の絵画の展示はめったにない。あっても、土佐・赤岡の絵金祭りのように、年に1~2回の限られた期間しかない。

ところが、「ガーデンミュージアム比叡」では、雨にさらされても、ほとんど劣化しない陶板を使っているため、常設で屋外展示することが可能になった。

「陶板と借景」は、日本の田舎の起爆剤になるのではないだろうか。

もう少し知りたい!
●清里フィールドバレエで、思わず涙がこぼれた。
絵金祭り~日本で一番小さな町高知県旧「赤岡町」のすごく贅沢な祭り~

<井上 貴至 プロフィール>


編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2018年10月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。