自民党が大コケした時の受け皿は、国民民主党になりそうだが…

昨日の代表質問で野党が一枚岩になることなどほぼ不可能だ、ということが見えたのではないだろうか。

安倍総理に対して、日本語が理解できないのか、憲法を一から勉強し直すべきだ、などと言ったと言われる立憲民主党の枝野氏と、平和的改憲論や北方領土2島返還先行論などの提案型討論に徹したと評されている国民民主党の玉木氏が、選挙のためだけに手を握るという姿は考え難い。

枝野氏、玉木氏ツイッターより:編集部

このお二人が民主党なり民進党でよく一緒にいたものだ、と驚いている。

まあ、選挙のためだけに同じ政党に所属していただけで、本来はそれぞれに別の道を志向していたのだろうから、今更無理に一緒に行動することはない。

さすがに立憲民主党は威勢がいいが、ちょっと一国の総理を悪し様に言い過ぎる。
この口調を続ける限り、自民党を支持する層や無党派層を自分の方に引き付けることは難しい。
共産党や社民党支持層の方は歓迎しても、無党派層の人や自民党支持層に手を突っ込むことは不可能だろうから、所詮は支持率10パーセント未満の、勇ましく吼えるだけの政党で終わってしまうはずだ。

今は支持率が相変わらず1パーセント台のようだが、自民党が万一大コケにコケた時に自民党支持層や無党派層の受け皿になりそうなのは、提案型の国民民主党の方だろうと思う。

まあ、今の自民党が簡単にコケるとは思えないが、何が起きるか分からないのが世の常である。
昨日の玉木さんの代表質問を評価している人はそれなりにいる。

妙に立憲民主党に媚びを売る必要はない、というのが私の見立てなのだが、さて如何に。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年10月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。