これまで営々として築かれてきた国際的協調体制を根底から引っくり返しそうなアメリカのトランプ大統領の暴走を何とかして止めたいものだと思っていたので、私自身は今回のアメリカの中間選挙の結果を歓迎している。
アメリカの国民にとっては、トランプ大統領の一連のアメリカ・ファースト政策はそれなりにアピールするのだろうが、周辺諸国にとってはいい迷惑だったろうと思う。
まあ、それだけアメリカの経済が窮地に追い込まれていたということだろうが、それにしてもトランプ大統領のあまりにも高圧的な態度には辟易していた。
下院で過半数の議席を占めることが出来なかったトランプ大統領はこれから日々レームダック化していくのだろう。
場合によっては、トランプ大統領の弾劾もあり得るのではないかしら、とさえ思っている。
アメリカがくしゃみをすると、日本が風邪を引く、などと言われたことがあるが、さて、今回のアメリカの中間選挙の結果は日本にどのような影響をもたらすだろうか。
私は、トランプ大統領が頭に血が上ってとんでもないことを始めないように、とひたすら祈っている。
まあ、根が生粋のビジネスマンのトランプ大統領は、ディールはするが危ないことには手を出さないだろうから、ほどほどで済むだろうと考えているが、何にしても日本の運命はアメリカ次第。
さて、どうなるのかしら。
何にしても、アメリカの民主党が盛り返してきたことは、歓迎する。
それ以上は、今は言わない。
いや、言えない、というところか。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年11月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。