全国の市区町村の創意工夫あふれる取組を発表・表彰する「行革甲子園2018~愛顔あふれるイノベーション!政策コンテスト~」でプレゼンいただいた岡山県西粟倉村に、有志で行くことにしました。
何事も予習と復習が大切。牧大介さんの『ローカルベンチャー 地域にはビジネスの可能性があふれている。』(木学舎)を拝読しました。
「西粟倉・森の学校」「百年の森林構想」など西粟倉村のさまざまな取組も大変興味深いのですが、最も刺激を受けたのが移住・定住の考え方。
「地域貢献シンドロームから離れよう。」
地域が困らなくなったらその人がいる必要がないのかといえば、そんなことは決してない。ローカルベンチャーも含め、地域にいる人の力をどれだけ引き出していけるかが非常に重要という。
そのうえで、「地域で何かをやる人」を探すのに、「やりたいことが明確な人」を探し出そうとしても、そういう人はとても少ない。それよりも、やりたいことが定まっていない人と「何をしたいんだろうなぁ」「何をすべきなんだろう」と一緒に悩むプロセスがこれからは大事になるという。
最近読んだ本の中で、一番ふんふんと頷きながら読んだ本でした。
西粟倉村に行くのがますます楽しみです。
<井上貴至 プロフィール>
編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2018年11月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。