私の父は、若い頃に少林寺拳法を習っており、三段を持っています。昔父が、段位が上がる過程での考え方の変化について話してくれて、その話が興味深かったので紹介します。
⑴初段
俺様は最強だ!怖いものなぞ何もないぞ!
⑵二段
周りを見ると、俺より強そうな奴がうようよいるぞ!
⑶三段
そもそも「強さ」とは、何だろう?
この話、ビジネスの世界でも同じことが言えると思います。以下に、私の考え方の変化を書きます。
⑴入社当初
とにかく認められたい!出世したい!給料を上げたい!
⑵部下を持つ
頑張ってる部下を、どう出世させるか、どう給料を上げるか
⑶その先
自分も部下も、ヨソの会社でも通用する力を身に付けるにはどうしたらいいのか?
このような過程です。
私はこの過程を『3ステップの法則』と勝手に呼んでいます。一般化すると次のようになります。
⑴とにかく自分本位で、ひたすら突っ走る状態。
⑵周りを冷静に見て、自分の立ち位置や役割を考える状態。
⑶自分のやってることの本質を突き詰めていく状態。
私は、真のビジネス力とは、どこへ行っても通用する会社の看板に依存しない力、だと思っているので、3ステップ目は上記のようになりました。
皆様それぞれの『3ステップの法則』を考えてみると、客観視する力がつくと思います。是非お試しください。
この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ前社長)のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2018年12月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。